今後ニューカッスルの命運を握る男 “201cm”のビッグマンが守備陣のキーマンとなる

今冬ブライトンから加入したバーン photo/Getty Images

ブライトンからやってきた大型CB

サウジアラビアの政府系ファンド『PIF』による買収が発表されてから初となる移籍市場を経て、ここ最近のニューカッスルは明らかに強くなった。今季前半戦はほとんどの時間を降格圏内で過ごすこととなっていたマグパイズだが、年明け以降のリーグ戦5試合では負けなし。現在は残留圏の17位にまで順位を回復させており、同クラブは一気に勢いに乗ってきた印象だ。そして、その試合内容からもこの勢いはまだ続きそうな気配がある。

そのなかで、今後さらに存在感を増してきそうな選手がDFダン・バーンだ。冬のマーケット最終日にブライトンから加入した同選手は、新天地でさっそくその特性を生かしながら守備陣の中心となりつつある。移籍後はまだ2試合にしか出場できていないものの、その存在感は絶大だ。

なかでも、やはり注目すべきはそのエアバトルの強さ。身長201cmのサイズを生かし、同選手は加入後の2試合で驚異の空中戦勝率85.7%(7回中6回勝利)を記録している。また、周囲を見てポジションのバランスを取る感覚にも優れている同選手。彼が加入したことによって、ニューカッスルが享受している恩恵は計り知れないと言っていいだろう。
今冬のニューカッスルは彼のほかにもキーラン・トリッピアーやマット・ターゲット、ブルーノ・ギマランイス、クリス・ウッドといった実力者を獲得したものの、守備陣を安定させたバーンの存在も決して見逃せない。今後さらに上の順位を狙っていくうえで、マグパイズの命運を握っているのはこの男なのかもしれない。

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