狙うはサイドで労を惜しまぬ“ハードワーカー”? トッテナムで燻るFWにミランが照準

ミランが獲得に興味を示しているとされるベルフワイン photo/Getty Images

スパーズで出番減るサイドアタッカーに照準か

2022年夏の移籍市場にて、ACミランはサイドアタッカーの強化を図るのか。現在、同クラブがシーズン終了後に獲得を目指しているとされるウインガーがいる。

そのウインガーとは、トッテナムのオランダ代表FWステーフェン・ベルフワイン(24)。伊『calciomercato』によると、ミランは現在スパーズでの出場機会が減少している同選手に目をつけており、夏の移籍市場にて格安で獲得するプランを持っているとのこと。トッテナム側も現在彼の売却先を探しているようで、今後の交渉次第ではスムーズに取引がまとまる可能性もありそうだ。

今季はトッテナムで公式戦18試合に出場するも、そのうち先発したのは8試合しかないベルフワイン。とはいえ、彼は左右のウイングをそつなくこなし、オフ・ザ・ボールや守備の部分で多大な貢献を果たしてくれる。現状スパーズでは出場機会に恵まれていないものの、試合に出ればチームの潤滑油として機能する選手と言えるだろう。彼がミランに加入となれば、アレクシス・サレマーケルスのような役割を務められる選手が増えることとなる。前線にハードワーカーが増えるとなれば、高い位置から積極的にプレスをかけることも多いミランのサッカーはより興味深いものとなるか。
加えて、ベルフワインはPSV時代の2018-19シーズン、エールディビジで14ゴール12アシストと大爆発した実績も持っている。プレミアリーグではなかなか得点に絡めなかったものの、ゴール前でも相手の脅威となれるだけのポテンシャルは秘めていると言っていい。環境を変えることで、そのゴールに絡む能力が再び発揮されることとなれば面白いだろう。

夏にミランが狙うトッテナムのオランダ代表FW。はたして、ロッソネリは無事にこのサイドアタッカーを確保することができるのか。ベルフワインの動向には今後も注目したい。

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