イタリアを知るコンテが望んだ才能 ユヴェントスで停滞したクルゼフスキはケインの相棒となれるか

スパーズ入りが決まったクルゼフスキ photo/Getty Images

期待したい

ヌーノ・エスピリト・サントからアントオ・コンテに監督が交代し、好調を維持していたトッテナムだが、カラバオカップ、リーグ戦での3試合でチェルシー相手に3連敗。チームとしてのクオリティの物足りなさを痛感することになった。

そこで重要となる冬の移籍市場だが、なかなか交渉が進展していないのか実力者の名前が挙がってこず、アダマ・トラオレやルイス・ディアスという数少ない獲得候補もバルセロナとリヴァプールに奪われてしまった。終盤になっても動きはなく、獲得ゼロで終わるかと思われたが、最終日にユヴェントスからデヤン・クルゼフスキとロドリゴ・ベンタンクールの2枚取りを成功させ、冬の移籍市場を終えている。

その中で期待したいのが、アタッカーのクルゼフスキだ。アタランタからローン移籍していたパルマで10ゴール8アシストを記録し、頭角を現したクルゼフスキは2020年にユヴェントスに加入している。しかし、思ったような活躍はできず、今季は先発5試合のみに終わっている。

ユヴェントス移籍後はパルマ時代の輝きを見せられていない同選手だが、スパーズではハリー・ケインの相方候補として期待がかかる。今のスパーズは基本的に3バックを採用しており、前線は2トップ、もしくはケインを頂点とし、その下に2枚のシャドーを配置する3トップが多い。しかし、ケインやソン・フンミンのどちらかを欠くことになれば攻撃の迫力は落ちることになり、ソンを怪我で欠いている今がまさにその状態だ。

クルゼフスキはテクニックのあるドリブラーとして知られているが、ポストプレイでボールをキープできる選手だ。今のスパーズはソン不在のため前線でボールが収まらず、チェルシー戦では苦労していた。テクニック、キープ力を兼ね備えたクルゼフスキの加入でスパーズの攻撃力は跳ね上がる。さらに献身性のある守備を行えるファイターとしての一面も持っており、指揮官であるコンテが好みそうな選手だ。

昨季はインテルを指揮し、直接セリエAを知るコンテが望んだクルゼフスキ。ユヴェントスでの停滞から名前を聞くことが少なくなった同選手だが、21歳の若手であり、ここからまた這い上がることができるのだろうか。

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