獲得される選手は地味だが…… ウィークポイントを補う的確な補強を見せる“世界一リッチなニューカッスル”

名将エディ・ハウのもとに多くの実力者が集まってきている photo/Getty Images

残留が目標だ

21-22シーズンの途中での買収が発表され、世界で最も資金力を持つクラブになったといわれるニューカッスル。その直後に監督がエディ・ハウになるなど買収の効果は表れており、冬の移籍市場でも活発な動きを見せている。

買収直後はマンチェスター・ユナイテッドの4選手を一気に獲得するなど、話題となりそうな補強案が各メディアから出されていたが、実際は非常に堅実な選手獲得を行っている。

冬の移籍市場で獲得されたのはキーラン・トリッピアーとクリス・ウッド、ブルーノ・ギマランイスの3人だ。トリッピアーは手薄だった両サイドバックをこなせるベテランであり、ウッドはカラム・ウィルソン離脱の穴を埋めるためにやってきた。クラブに明確なプランあることが分かる。ギマランイスは彼らと違い24歳と若手だが、中盤で攻守に違いを見せられる万能プレイヤーであり、総額4000万ポンドの大型補強となった。

ニューカッスルの移籍市場はまだ終わらない。英『90min』によればアストン・ヴィラのDFマット・ターゲットとブライトンのDFダン・バーンにも興味を持っているようで、デッドラインの迫るこの短い時間でニューカッスルはまだまだ動くことになりそうだ。

ターゲットとバーンが正式に決まれば、最終ラインは様変わりすることになる。4バックであれば、右からトリッピアー、センターバックにバーン、左サイドバックにターゲットが入ることになり、これで懸念されていた脆弱な守備も改善されるだろう。

ターゲットもバーンも確かな実力を持った通好みな選手だ。移籍市場開幕前は彼らの名前を聞くことはなかったが、いざ獲得となれば、チームのウィークポイントを補う的確な補強だといえる。現在ニューカッスルは18位と降格圏内であり、この的確な補強が彼らを残留させることになるのだろうか。

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