110万ポンドでやってきたFWが127ゴール 「ミラクル・レスター」の立役者は超・お買い得だった

35歳になっても変わらずゴールを量産するバーディ photo/Getty Images

スカウティングの目も素晴らしい

今夏の移籍市場ではチェルシーが得点力アップを見込んでインテルからロメル・ルカクを9750万ポンドで獲得している。しかし、ここまで5ゴールと少なく、さらに指揮官であるトーマス・トゥヘルと揉めてしまった。適応するのが難しいといわれるプレミアリーグだが、ルカクはプレミア経験者であり、大成功の補強とはいえない。

イタリアで無双していたルカクですら苦戦するプレミアだが、得点ランキング上位者は意外にも安く獲得された選手ばかりだ。

16ゴールで得点ランキング首位のモハメド・サラーは3600万ポンドの移籍金でローマからリヴァプールにやってきており、今の活躍を見れば非常にお得だったといえる。9ゴールでランキング3位のジェイミー・バーディもサラーに負けないお得なストライカーだ。

イングランドの実質8部相当のリーグでキャリアをスタートさせ、2012年にフリートウッド・タウンからレスターに加入したバーディ。その後の活躍は周知の事実であり、快速と得点感覚を生かしてゴールを量産。15-16シーズンにはレスターをプレミア優勝に導く奇跡を起こしている。

英『GIVEMESPORT』ではお買い得だったストライカーランキングを作成しており、前述したサラーが3位に、そしてバーディが1位に選ばれている。バーディはわずか110万ポンド(日本円にして現レート1億7000万円)で獲得されている。その後ゴールを量産し、110万ポンドの男がレスターで127ゴールを挙げている。

昇格クラブながらプレミアを制したレスターのスカウティング力を象徴するバーディ。11日で35歳となったバーディだが、衰え知らずであり、今後もゴールを量産し続けるだろう。

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