夏にチェルシーを離れた左SBが躍動中 フランスで再び評価されるイタリア代表DF

今季はリヨンでプレイしているエメルソン photo/Getty Images

昨季ブルーズでは苦しい時間を過ごしたが

昨季チェルシーでは公式戦の出場が15試合にとどまったものの、今夏向かったフランスの地でイタリア代表DFは再びその評価を上昇させつつある。ブルーズでは少し苦しい時間を過ごしたエメルソン・パルミエリ(27)だが、この左サイドバックはフランスの地で華麗なる復活を果たすこととなるかもしれない。

2018年冬にASローマから加入するも、チェルシーでは昨季までの3年半で絶対的な地位を築くことができなかったエメルソン。戦力にはなっていたのだが、度重なる怪我の影響もあって安定した出場機会を得ることはできず。昨季後半戦はほとんど試合に絡むことができぬまま、今夏には買取OP付きレンタルでリヨンへと放出されることとなってしまった。

しかし、そうして向かった新天地でエメルソンの評価は急激に回復しつつある。同選手は移籍直後から左SBの定位置をガッチリ掴むと、ここまではリーグ・アンで13試合に出場してチームに貢献。そして、今季のエメルソンはそのスタッツも素晴らしい。データサイト『SofaScore』の統計によると、このレフティーはドリブル成功率(67.86%)やクロス成功率(40.54%)、地上戦勝率(67.8%)、空中戦勝率(67.74%)といった部門でいずれも印象的な数値をマーク。今やリヨンの左サイドに欠かせない存在となっており、エメルソンは攻守で自身の強みを存分に活かしながら奮闘している。
昨季こそチェルシーで苦しい時間を過ごしたものの、新天地ではのびのびとプレイできている印象のエメルソン。夏にブルーズを離れたレフティーは、フランスの地で再びそのクオティの高さを証明し始めた。

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