ハメスは去り、CLどころか《15位》へ急降下 17点しか奪えぬエヴァートンに漂う降格への不安

ハメスがエヴァートンへ来たときは期待も大きかったが…… photo/Getty Images

残留だって確実ではない

気付けば8戦未勝利。今夏にラファエル・ベニテスを指揮官に迎えたエヴァートンが15位まで落ちてきた。

FWドミニク・カルバート・ルーウィンが負傷離脱するなど不運もあったが、さすがに19位ニューカッスルと同じ17ゴールしか奪えていないのは問題だろう。

近年のエヴァートンは補強も積極的で、2016-17シーズンにはロナルド・クーマンの下で7位に。翌シーズンも8位、2018-19シーズンも8位に入り、安定してトップ10には入っていた。

さらにクラブは2019年の夏に名将カルロ・アンチェロッティを招聘し、ユヴェントスからFWモイーズ・キーン、アーセナルからMFアレックス・イウォビ、バルセロナからレンタルで加わっていたMFアンドレ・ゴメスを完全移籍で獲得するなど、積極的な動きを展開。

昨夏にはレアル・マドリードで出番を失っていたMFハメス・ロドリゲスも迎え、目指すはチャンピオンズリーグ出場権のはずだった。

しかし、補強のいくつかがヒットしなかった。ハメスもその1人で、すでにチームを退団。アンドレ・ゴメスは怪我も多く、エヴァートンでは通算86試合で1得点6アシストと寂しい成績になっている。バルセロナへ移籍したところからゴメスのキャリアはかなり苦しいものとなってしまった。

モイーズ・キーンも若すぎたのかフィットせず、ロメル・ルカク2世とはならなかった。イウォビも奮闘しているが、今季もリーグ戦で1得点1アシストのみと少々伸び悩んでいる印象がある。

今季のチームを引っ張っているのはレヴァークーゼンから安価で獲得したMFデマライ・グレイ、フリーで獲得した30歳のMFアンドロス・タウンゼントの2人だ。この2人がヒットしたのは大きいが、ここまでチーム最多得点者が4点のグレイとは寂しい。

ベニテスにはかなり批判が集まっており、チャンピオンズリーグ出場権の前に残留を確実なものとしなければならない。

アンチェロッティが古巣レアルに戻ってしまったのも痛手で、また1からチーム作りがやり直しになった格好だ。

2019-20シーズンは12位、昨季は10位、そして現在は15位と成績は落ちてきているが、ここから立て直せるのか。プロジェクトをもう一度見直す必要がありそうだ。

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