三笘だけじゃない W杯へ大きな期待を背負う若き《ブライトン組》が面白い

得点を喜ぶカイセド(左) photo/Getty Images

三笘と似たインパクト残す者がいる

三笘薫は日本代表を2022ワールドカップ・カタール大会へと導いてくれるのか。最近の活躍から三笘には大きな期待がかけられており、今後の最終予選でもキーマンになる可能性がある。

その三笘といえばイングランドのブライトンと契約を結んでおり、今季はベルギーのロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズにレンタル移籍している。そこでの活躍もあって来季以降ブライトンでプレイできるかどうかが話題となっているが、楽しみなのは三笘だけではない。
実は同じくブライトンからベルギーにレンタル移籍している者の中で、三笘と似た形で注目を集めている人物がいる。

ベルギーのベールスホットにレンタル移籍している20歳のエクアドル代表MFモイセス・カイセドだ。

三笘は日本のキーマンになり得る photo/Getty Images

エクアドルは南米予選で3位

カイセドは今夏にベールスホットへ向かっているのだが、エクアドル代表の方ではすっかり主力だ。南米予選では12試合に出場し、2得点4アシストを記録。身体能力の高いセントラルMFで、ボックス・トゥ・ボックス型のプレイヤーとしてプレミアリーグでも通用するのではとブライトンサポーターより期待されているのだ。

南米予選ではすでに首位ブラジル代表、2位アルゼンチン代表がワールドカップ出場を決めているが、両チームに次ぐ3位につけているのがエクアドルだ。意外かもしれないが、コロンビアやウルグアイ、チリといった強豪をエクアドルは抑えている。

さらにエクアドル代表には、ブライトンから19歳FWジェレミー・サルミエントも南米予選に招集を受けている。まだプレミアリーグでデビューしている選手ではないが、イングランドの世代別代表にも選ばれてきた期待のホープだ。

三笘、カイセド、サルミエントなど、中堅クラブながらブライトンには楽しみな若手が揃いつつある。彼らがプレミアで戦えるかはまだ分からないが、サポーターも成長を楽しみにしていることだろう。日本、エクアドルが揃ってワールドカップに出場し、そこで上記3名が活躍してくれるのがブライトンにとっては理想のシナリオだ。

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