攻撃力を最大限に活かしたWB起用 トゥヘル体制で大きな成長を見せる英代表DF

1ゴールを決めたジェームズ photo/Getty Images

ユヴェントス戦で1ゴールを記録

UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第5節でチェルシーはユヴェントスと対戦した。強豪同士の一戦はまさかの大差が付き、4-0とチェルシーが圧倒した。この試合で1得点を決めて右サイドを制圧した男がリース・ジェームズだ。

今試合も右WBで出場したジェームズは、積極的なオーバーラップでチェルシーの攻撃を活性化させる。55分には自らチームの2点目となるゴールを決めると、3点目も右サイドに開いた同選手から、チャンスを作ってカラム・ハドソン・オドイの得点につなげた。

前任のフランク・ランパード政権から出場機会を増したジェームズだが、トーマス・トゥヘル監督になって、さらに攻撃力に磨きがかかっている。これはWBでの起用によってSBよりも配置が前になり、攻撃への比重も高くなった要素が大きいだろう。

現にランパード体制では、プレミアリーグで通算1得点だったのに対し、昨季から率いるトゥヘル監督の下ですでに5ゴールを記録した。強烈なシュートとフィジカルを武器にした攻撃力はWBになったことで、さらに活きているのだ。ユヴェントス戦では3本のシュートを放ち、すべて枠内という精度の高さも見せた。

昨年イングランド代表に初選出されたジェームズ。チームも3バックを起用し始めており、ジェームズが欠かせない存在となるかもしれない。昨季のCL決勝でラヒーム・スターリングを封じた守備能力もさることながら、彼の魅力である攻撃を最大限に活かしたのは、現指揮官だろう。トゥヘル監督指揮下のチェルシーの中でも特に成長した選手であるといえる。

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