イタリアのホープは《11戦0得点》 モウリーニョの下で輝けぬレフティーの現状

ローマでの活躍が期待されているザニオーロ photo/Getty Images

ローマで主役になれるか

先日ジェノアと対戦したローマを救ったのは、18歳のFWフェリックス・アフェナ・ギャンだった。まだまだ世界的には無名なギャンは華麗な2得点を記録し、途中出場からチームを2-0の勝利へ導いたのだ。

ローマは貴重な勝ち点3を手にして歓喜に沸いたわけだが、一方で気になる出来事もある。

ギャンが途中出場する中、開幕から主力だったイタリア代表MFニコロ・ザニオーロは最後までベンチに座ったままだったのだ。攻撃に違いをつけるならザニオーロ投入も手だったはずだが、指揮官ジョゼ・モウリーニョは選ばなかった。

ザニオーロは前節のスペツィア戦も77分からの途中出場となっており、2試合続けてスタメンから外れたことになる。伊『Corriere dello Sport』は起用法を巡ってモウリーニョとザニオーロの間に口論があったと取り上げているが、ローマサポーターとしては少々心配だろう。ザニオーロは起用されるポジションに満足していないという。

近年のイタリア代表は積極的に若手を組み込んでおり、ザニオーロは若手世代の中でもトップレベルの実力を備えている。イタリアサッカー界としてはローマで主役になってほしいところだろう。

ただ、ここまでは怪我の多さなどもあって継続性に欠けている。今夏のEURO2020も離脱しており、イタリアの至宝と呼べるザニオーロの成長にはブレーキがかかってしまった。モウリーニョの下で大きく羽ばたいてほしいところだったのだが、今季はリーグ戦11試合に出場して0得点0アシストと結果が出ていない。モウリーニョとの相性が抜群に良いとは言えないだろう。

イタリアサッカー界としてはザニオーロにもクラブで結果を出してもらい、A代表の戦力としていきたい。ポテンシャルは確かなはずだが、モウリーニョ政権下で絶対の存在になれるだろうか。

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