ジェラード新監督が“教え子”を獲得か ヴィラ改革へ指揮官の理解者となる?

ケントのプレミア挑戦はあるか photo/Getty Images

過去にはリヴァプールにも所属

スティーブン・ジェラード監督の就任が決まったアストン・ヴィラ。今季はここまで3勝1分7敗の16位と厳しい戦いが続いている。そんな中で迎える今冬の移籍市場では、ジェラード監督による改革が見られるかもしれない。

アストン・ヴィラへの移籍の噂が挙がっている選手が、ジェラード監督が率いていたレンジャーズのライアン・ケントだ。英紙『Daily Mail』でも今冬のトップターゲットとして挙げられており、ジェラード監督の教え子の獲得もあるかもしれない。

リヴァプールのアカデミー出身のケント。トップチームに昇格も出場することはできずに武者修行を繰り返していたが、2018-19シーズンにジェラードが監督へと就任したレンジャーズへレンタル移籍する。そこで主力の座をつかむと翌年には完全移籍を果たし、レギュラーとして活躍。昨季は37試合に出場して10得点9アシストを記録し、無敗優勝に貢献した。

主に左ウイングを務めるケントは、スピードによる鋭い仕掛けを武器としたアタッカー。SBへのサポート能力も高く自ら積極的にドリブルを行うだけでなくSBとのコンビネーションでゴールに迫るFWだ。

レンジャーズでも重要な役割を担っていた“愛弟子”をジェラード監督が引き抜く可能性も十分にあるだろう。新チームを率いる上で自らのシステムをよく知る人物の獲得は、戦術を浸透させるうえで非常に大きな役割を示してくれるはずだ。プレミアリーグでの出場経験はないケントだが、スコットランドで成長した男はイングランドの地で輝きを見せることとなるのだろうか。

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