スリーライオンズ入りが期待される21歳の3人 サウスゲイトも注目するプレミアリーガーとは

今季目覚ましい活躍を見せているギャラガー photo/Getty Images

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特に今季の活躍が目立つ

プレミアリーグ自体の成長もあってか、イングランド代表は層の厚いチームへと変化を遂げている。直近の国際大会でも結果を残しており、2022年に予定されているワールドカップ・カタール大会でも期待が掛かる。

そんなスリーライオンズは、カタール大会の欧州予選に向けたイングランド代表メンバーを発表した。ハリー・ケインやフィル・フォーデンといったメンバーが順当に選ばれたが、期待されていたアーセナルのMFエミール・スミス・ロウやクリスタル・パレスのMFコナー・ギャラガー、DFマーク・グエーイの名前はなかった。

招集外となった3人だが、今季の活躍は目覚ましい。スミス・ロウは復活したガナーズの攻撃をけん引しており、3ゴール2アシストと結果も残している。21歳の選手だが、チームで最も欠かせないプレイヤーに成長した。

パレスの2人はチェルシーのユース出身という共通点を持っており、昨季はそれぞれ別のチームにローン移籍している。ギャラガーは攻守に貢献できるボックス・トゥ・ボックスタイプであり、先日のマンチェスター・シティ戦ではダメ押し弾を記録するなど、決定力も高い。代表でいえばリーズのカルヴィン・フィリップスがタイプ的には近いか。

グエーイに関しては前述した2人と比べ知名度の低さはあるが、監督がパトリック・ヴィエラとなった新生パレスを最後尾から支えるセンターバックだ。一定の足元の技術に加え、対人性能、ボックス内でのシュートブロッキングの上手さを買われ、開幕から全試合で先発を掴んでいる。

「スミス・ロウ、ギャラガー、グエーイがクラブで良いパフォーマンスを見せているのは知っている。だが、我々の選手層は厚く、彼らを起用するには誰かを外さなければならない」

これはイングランド代表指揮官であるガレス・サウスゲイトが英『talk sport』に残したコメントだ。良い選手であるのは知っているが、今はそのタイミングではないということか。

フル代表入りに近いとされている21歳の3人。どの選手も優秀であり、次のイングランド代表を背負うのは彼らになるだろう。

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