コンテ政権での復活も? 存在感薄まったデル・アリの現状

デル・アリの復活はあるか photo/Getty Images

まだ25歳でありここから再ブレイクもある

トッテナムは成績不振でヌーノ・エスピリト・サントを解任し、新しく元インテル指揮官のアントニオ・コンテを招聘した。初戦となったカンファレンスリーグ、フィテッセ戦では両チームにレッドカードが出る大荒れの試合となったが、無事3-2で勝利を収めた。

ひとまず良いリスタートを切ったスパーズだが、監督が変わったということもあり現在の序列は大きく崩れることになる。システムもヌーノ時代の[4-3-3]ではなく、[3-4-3]を採用しており、戦い方が変わってくる。

そこで期待したいのは25歳となったMFデル・アリだ。MKドンズから加入したイングランド代表MFは加入後すぐに出場機会を得ると、16-17シーズンでは18ゴール7アシストを記録し、一人で25点に関与してみせた。期待の新星としてマウリシオ・ポチェッティーノ政権でも重宝されており中心人物であった。その後も活躍をつづけるも、徐々に輝きを失い昨季は先発7試合のみに終わっている。今季こそヌーノ政権では起用されていたが、ゴールは1点のみ。年齢を重ね成長したかと思われたが、伸び悩むキャリアとなった。

それでも、新監督はアリを高く評価しているようだ。英『90min』では「過去にチェルシーの監督としてトッテナムと対戦した時のことをよく覚えている。アリは素晴らしい個性を持った選手であり、彼に多くのチャンスを与えるつもりだよ」と発言している。確かに前述した通り過去のアリは素晴らしい選手であり、対戦相手としてコンテの記憶に深く刻まれているのか。

起用されるのであれば前線の一角に入り、トップ下のように振舞うのがベストだろう。スパーズにはハリー・ケインをはじめソン・フンミン、ルーカス・モウラ、ステーフェン・ベルフワインと優秀なアタッカーが多く在籍している。前線と後方を繋ぐのが彼の役割であり、新監督のもと欠かせない選手に成長できるのか注目だ。

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