J3得点王からトップの舞台へ邁進 今季初のJ2でゴールを量産する新潟FW谷口海斗

今季はJ2で13ゴール photo/Getty Images

昨季は熊本で18ゴールを奪う

昨季J3の得点ランキングでトップに立った男が、今季はJ2でも確実にゴールを重ねている。今季ロアッソ熊本からアルビレックス新潟へ加入したFW谷口海斗だ。

谷口は岐阜経済大学でDFからFWに転身し、4年生では東海学生サッカーリーグで得点王を獲得。大学卒業後はいわてグルージャ盛岡に加入すると、初年度からJ3で15ゴールを決め、昨季は熊本へ移籍。チームを昇格に導くことはできなかったが、18得点でJ3得点王に輝くなど得点を量産した。

すると熊本での活躍が認められ、今季は新潟へ個人昇格を果たすことになる。序盤は途中出場が多かった谷口だが、徐々に信頼を得ると第10節の愛媛FC戦でJ2初ゴールをゲット。その後は主力の座を掴み、今季はここまで13ゴールとチームトップの得点数を記録している。

ボックス内での得点能力が高い谷口。ラストパスにも素早く反応し、ワンタッチでゴールネットを揺らしてしまうなど、ゴールに対するスキルが非常に高い。そんな彼が目指す先はJ1の舞台だろう。今季の新潟は一時期は首位に立つも、現在6位と厳しい状況にある。

また今季の成績次第では、レオナルドのようになることも期待される。かつてガイナーレ鳥取でJ3得点王を獲得し、新潟へステップアップした同選手の姿が谷口には重なる。現清水エスパルスの藤本憲明が、J3で得点王を獲得してJ1の舞台へ上がった例もある。J3得点王はステップアップの近道にもなっているのだ。

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