日本代表に大きく欠けている“積極性” 補うことができる国内の人材は

日本代表でも坂元の仕掛けが見たい photo/Getty Images

C大阪をルヴァン杯決勝へと導いた坂元

YBCルヴァンカップで決勝へと進出したセレッソ大阪。準決勝の浦和レッズ戦で相手DFを終始翻弄した男が坂元達裕だった。

1stレグで自らの突破から同点ゴールをアシストして結果を残す。スコアレスドローか勝利で勝ち抜けが決まる第2戦も積極的なドリブルで仕掛け、対峙する明本考浩と何度も対戦。好機を作ってチームの勝利へと導いた。

彼のような積極性は日本代表にも欠けている点ともいえる。ドリブルなどで高い技術を持った選手たちが揃う日本だが、アジア最終予選では自ら仕掛けて好機を作る選手は伊東純也くらいだろう。坂元のように積極的に勝負していく気持ちが感じられることは多いとは言えない。
坂元が代表に選出されれば、その点を補える存在になれるかもしれない。また国内では知れ渡っている彼の切り返しも初見で止めることは難しく、代表戦で大きな武器となることもあるだろう。11月に行われるベトナムとオマーン戦には、サムライブルーのユニフォームを身にまとった坂元が見られることも期待していいのではないか。

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