W杯日韓大会当時より強い マネ、メンディらセネガルは“アフリカ史上最強軍団”となれる

ロシア大会ではグループ敗退だったセネガル photo/Getty Images

日韓大会のチームも見事だったが……

21世紀に入ってからのワールドカップにおいて、アフリカ勢の最高成績はベスト8となっている。過去に2チームがベスト8まで駒を進めたのだが、そのうちの1つが2002年の日韓大会でのセネガル代表だった。

当時のセネガルも大いに日本のサッカーファンを盛り上げてくれたが、あれから20年。今のセネガルには当時をも超えるインパクトがある。

日本は前回のロシア大会でセネガルと対戦しているが、おそらく今のセネガルは当時よりも強いだろう。
GKではエドゥアール・メンディがチェルシーで大活躍しており、現アフリカNo.1GKと言って問題ない。

最終ラインではナポリDFカリドゥ・クリバリが健在で、パリ・サンジェルマンDFアブドゥ・ディアロも優秀な選手だ。

中盤では同じパリの潰し屋イドリッサ・ゲイェ、レスター・シティのナンパリス・メンディ、経験豊富なクリスタル・パレスMFシェイク・クヤテもいる。

そして前線には絶対的エースのリヴァプールFWサディオ・マネ、ワトフォードの快速FWイスマイラ・サール、フランスのメスでの活躍から今夏にビジャレアルへ移籍したFWブライユ・ディア、フランスのストラスブールで奮闘するFWハビブ・ディアロ、カリアリで復活に期待がかかるFWケイタ・バルデ・ディアオ、ベルギーでの活躍から今夏フランスのモナコへ移籍した22歳のFWクレピン・ディアッタなど、アフリカ人選手らしい身体能力の高いアタッカーがずらりと揃う。

英『Daily Mail』は日韓大会のチームより強いと評価しているが、それも間違いではないだろう。来年のカタール大会に出場してくる可能性は高く、ベスト8以上を狙うことも不可能ではない。

ロシア大会でも話題を呼んだアリュー・シセが継続して指揮しているのも強みの1つで、成熟した軍団が目指すはカタール大会の優勝だ。

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