このままでは埋もれてしまう? バイエルンで燻る20歳の次世代ストライカー

バイエルンでのブレイクに期待したいザークツィーだが…… photo/Getty Images

そろそろ意識は変えていきたい

バイエルン・ミュンヘンが抱える若きタレントの1人は、このまま埋もれてしまうのだろうか。ユリアン・ナーゲルスマン新体制の下で急成長が期待されていた20歳だが、彼がブレイクするためには少し意識を変えていく必要があるのかもしれない。

その20歳とは、FWジョシュア・ザークツィーだ。大きな期待を背負いながらも、同じポジションにロベルト・レヴァンドフスキやエリック・マキシム・チュポ・モティングがいることから、なかなか出場機会を伸ばすことができていなかった同選手。昨季は冬にレンタル移籍したパルマでも、怪我の影響によってリーグ戦の出場はわずか4試合に終わっている。

それでも心機一転、新シーズンにバイエルンでブレイクを目指していたザークツィー。ナーゲルスマン監督も若きストライカーの実力は評価しているようで、現地時間24日に行われたプレシーズンマッチのアヤックス戦では先発に抜擢している。しかし、若きストライカーはこの試合における怠慢プレイで、各方面から批判されることとなってしまった。
43分、相手PA内でGKをかわしたザークツィー。あとはボールをゴールへ流し込むだけという状況だったが、同選手は余裕を持ちながら歩いてプレイを続行したために、相手DFに決死のブロックを許すこととに。1点は確実と見られたシーンで見せたこの怠慢プレイにより、現在ザークツィーには批判が集中している状況だ。

もとより強力なライバルがいるうえに、怠慢プレイでせっかくのアピールチャンスもフイにしてしまったザークツィー。期待の若手であることは間違いないものの、このまま彼がバイエルンで大成することはないのだろうか。独『Spox』によると、そんな同選手には2021-22シーズンもアンデルレヒトへのレンタル移籍が迫っているとされる。

アヤックス戦では守備の部分でも拙さが見えたザークツィー。ゴール逸のシーンだけでなく、そろそろ彼は他の部分でも意識を入れ替えてプレイに取り組む必要があるか。備えている才能は大きいだけに、バイエルンの次世代を担うストライカーとなってほしいところだが、ザークツィーの運命はいかに。

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