悔しかった1年を乗り越えて アーセナルが目指す華麗なる復活

昨季こそ8位に沈んだアーセナルだが、新シーズンでの逆襲はあるか photo/Getty Images

名門の威厳を取り戻すべし

昨季こそ悔しい1年を過ごしたアーセナルだが、彼らは来たる新シーズンで見事復活をアピールすることができるか。2020-21シーズンのイングランド・プレミアリーグを8位でフィニッシュしたものの、名門クラブの逆襲を期待している人は多いだろう。

今のアーセナルにそんな力はない。そう思う人もいるかもしれない。しかし、決して希望がないわけでもないだろう。実際、昨季はシーズン前半戦に8勝3分8敗という苦しい戦績を残した同クラブだが、後半戦には10勝4分5敗にまでその数字を戻してみせた。特に、最後の5試合では怒涛の5連勝を記録。第36節では約2週間後にCL王者となるチェルシーも破っており、良い形でシーズンを終えたことは間違いない。

いくつか改善点が見えるのも事実だが、昨季終盤戦の勢いを持って新シーズンに臨むことができればアーセナルにも十分に上位進出のチャンスはあるだろう。そんななか、FWガブリエウ・マルティネッリも今のチームには大きな可能性を感じているようだ。
「このチームは世界で最高の1つだと思うよ。新しいチームではあるんだけど、経験もある。シーズンを通してはあまりうまくいかなかったけれど、終盤戦には良い試合ができた。選手はみんな自信を持っていたし、あの頃と同じようにやればうまくスタートダッシュをかけることができるんじゃないかな」(英『Daily Mirror』より)

マルティネッリに加えて、MFエミール・スミス・ロウなど若い力も台頭してきているアーセナル。昨季は苦しい時間を過ごすこととなったが、2021-22シーズンはその雪辱を晴らす大逆襲劇を演じることとなるか。ガナーズの新時代は案外近いうちに到来するかもしれない。

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