“現世界TOP3”に入るセンターバック セレソンのカギ握る守備職人

PSGではチアゴ・シウバに代わるリーダーになったマルキーニョス photo/Getty Images

ベテランのチアゴ・シウバも感心する実力

リヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイク、レアル・マドリードを退団したDFセルヒオ・ラモス、2020-21シーズンはマンチェスター・シティDFルベン・ディアスと、彼らは近年のサッカー界で世界最高のセンターバック候補に挙げられてきた選手たちだ。

もちろん彼らの能力は申し分ないが、やや過小評価されている選手がいることを忘れてはならない。パリ・サンジェルマン所属のブラジル代表DFマルキーニョスだ。

リーグ・アンはプレミアリーグやリーガ・エスパニョーラに比べると注目度が低く、マルキーニョスのことが話題に挙がる機会はそれほど多くない。特にパリの場合はネイマールやキリアン・ムバッペがいるため、注目を集めるのは常に攻撃陣だ。
しかし、マルキーニョスもバランスの取れた守備職人だ。センターバックに加えて守備的MFを担当することもでき、守備のセンスはずば抜けている。

ブラジル代表の方でも長くチームを支えており、その能力の高さは相棒のベテランDFチアゴ・シウバも絶賛する。仏『Le10Sport』によれば、チアゴ・シウバはマルキーニョスが現世界トップ3には入るセンターバックと語っている。

「彼とは7年にわたってプレイしてきた。彼の方が若いけど、彼から教えられたことはたくさんある。彼は非常に知的な選手で、世界トップ3には入るDFだよ」

ブラジル代表は現在行われているコパ・アメリカでも順調に勝ち進んでおり、先日の準々決勝でも退場者を出しながらチリ代表を1-0で退けている。もちろんセンターバックはチアゴ・シウバとマルキーニョスのコンビだ。

マルキーニョスは来年のワールドカップ・カタール大会でも中心となるはずで、守備のカギを握る人物だ。チアゴ・シウバに比べると絶賛される機会は限られているが、忘れてはならない実力者の1人なのは間違いない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ