“ノイアー2世”と期待されるも…… バイエルンで燻る24歳GKの来季はフランスで武者修行か

今季はブンデス1試合の出場にとどまる photo/Getty Images

ニューベルはモナコ行きか

今季も国内では無類の強さを見せてリーグ制覇を果たしたバイエルン。しかし連覇をかけて望んだUEFAチャンピオンズリーグでは、昨季決勝で勝利したパリ・サンジェルマンに敗れて2年連続のビッグイヤー獲得はできなかった。

そんなバイエルンは、今オフでどのような動きを見せるのだろうか。バイエルンで注目の1人となっているのが、シャルケからバイエルンにフリートランスファーで加入したアレクサンダー・ニューベルだ。

現在24歳のドイツ人GKは、昨季シャルケで26試合に出場。フリーでバイエルンへ移籍し、その経歴と期待値から“ノイアー2世”とも言われていた。しかしマヌエル・ノイアーの分厚い壁を崩すことはできず、今季は1試合の出場にとどまった。
成長を続けるニューベルだが、このままベンチを温める生活は本人も納得していないだろう。来季からはユリアン・ナーゲルスマン監督が指揮を執るが、すぐにニューベルを起用するという可能性は少ない。ノイアーの後釜として経験を積むことが一番の近道ではないだろうか。

すでにチームへのレンタル移籍の希望を出しているニューベル。そこで噂に上がっているのがリーグ・アンのモナコだ。バイエルンで指揮を執ったニコ・コバチ率いるモナコは、昨季はGKバンジャマン・ルコントが28試合に出場するものの、さらなる守備強化へGKの補強が噂されている。そこでニューベルを獲得する可能性があるのだ。コバチはノイアーの指導経験もあるため、“ネクスト・ノイアー”としての成長もモナコであれば望めるかもしれない。

またバイエルンは、今季よりハンブルガーSVに移籍したスヴェン・ウルライヒを再び獲得する可能性があり第2GKの確保を求めており、ニューベルを武者修行に出す方針で進めている可能性が高い。ドイツ紙『Kicker』ではモナコとバイエルンの交渉が大詰めになっていると報道。来季はフランスの地でニューベルが、実力に磨きをかける年となるかもしれない。

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