ベルギーの守備は弱点になる 伏兵ウェールズに呑まれた5年前と同じ不安

攻撃陣に対して守備陣は盤石ではない photo/Getty Images

ダークホースに喰われる可能性

イタリア代表、オランダ代表に続いて3連勝でグループステージ突破を決めたベルギー代表は、表向きは盤石だ。

しかし、やはり守備面には不安が残る。成績だけを見ればグループ3試合を戦って1失点しか喫していないが、2-1で勝利したデンマーク戦では相手に21本もシュートを打たれるなど不安定なところがある。

黄金世代のベルギーとしてはEURO2016で味わった屈辱を晴らしたいところなのだが、当時と同じようなことが起きても不思議はない。

EURO2016ではベスト16でハンガリーを4-0で撃破するなど攻撃面は爆発していたが、ベスト8でまさかのウェールズに1-3と敗北。当時の大会では最終ラインのリーダーであるヴァンサン・コンパニを欠いていたが、それは今も同じだ。すでにコンパニは引退しており、最終ラインは全体的に高齢化している。

トビー・アルデルヴァイレルト(32歳)、ヤン・ヴェルトンゲン(34歳)、トーマス・ヴェルメーレン(35歳)は経験こそ豊富だが、ピークは過ぎたようにも感じられる。

リヨン所属DFジェイソン・デナイヤー(25歳)もまだワールドクラスのセンターバックとは言えず、前回大会から守備力は落ちたと考えることもできる。

5年前のウェールズ戦も守備は集中力を欠き、コーナーキックで相手を何度もフリーにしてしまうなどミスがあった。ウェールズも強いチームだったが、さすがに3失点は想定していなかったのではないか。

当時の大会はグループを2勝1敗で突破したが、ウェールズ戦を含め5試合すべて相手に二桁のシュートを許すなど守備には不安があった。今のチームも守備は弱点で、前回のウェールズに続いてダークホースに喰われてしまう可能性も考えられる。

代表監督ロベルト・マルティネスは一発勝負の決勝トーナメントでどうチームをマネジメントしていくのか。頂点に立つためには、守備に手を加えなければ厳しいだろう。

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