オレンジ軍団のマタドール本間至恩 勝利を手中に収めるアシストに見えた才

激しい寄せにもターンでいなしてしまう本間 photo/Getty Images

白星を挙げた新潟

開幕から無敗を続けているアルビレックス新潟。1日に行われたジェフユナイテッド市原・千葉戦でも首位を走るチームの攻撃力は抜群であった。

前半5分に左からのコーナーキックに合わせた谷口海斗で先制点を得た新潟。その後は相手のハイプレスに苦しみ、前線にボールがうまく繋げられない展開に。それでも、後半18分に本間至恩が低い位置で受けると素早いターンで相手をかわしてスルーパスを供給。ディフェンスラインの裏に抜け出した谷口が今日2点目となる決勝点を挙げて千葉との第11に勝利して勝ち点3を獲得した。

試合終了後のボール保持率は62%と数字だけを見ればいつもと変わらない展開となったこの試合だが、内容は千葉に苦戦したと言えるだろう。開始直後は谷口のゴールで先制するも、相手のハイプレスに苦戦してそこからはうまくフィニッシュに回れなかった。

決勝点をアシストした本間も高い位置を取っていたが、ボールが来ないため低い位置まで顔を出すシーンが散見されていた。自陣で鋭いプレスに晒されても失わないのはさすがの一言であったが、うまくゲームを作れていたとは言い難い。

それでもファウルギリギリの激しい寄せを退け、完璧なスルーパスを供給した本間の才能は認めざるをえないだろう。点数が取れない時間が続いた中でのワンプレイでアシストを決めてしまう選手の存在はチームにとって非常に大きいはずだ。

鋭いタックルにも屈しないその姿はまさに獰猛な闘牛を相手にする闘牛士のようであった。また、得点後も自陣まで全力で守備に戻る姿にも貢献度の高さが見て取れた。

まだ20歳と若い本間だが、今のパフォーマンスをシーズン終了後まで続けていれば確実に上位のカテゴリーからのオファーが来るだろう。海外への選択肢も可能性としては考えられるだけに、今後の動向に注目したい。

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