リヴァプールはCL敗退も好循環をつかみはじめた!? TOP4入りへ復調の気配

ファビーニョを本来の中盤に戻せているのは大きい photo/Getty Images

レアルにスコアレスドローで敗退したが

リヴァプールは現地時間4月14日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝の2ndレグでレアル・マドリードと対戦し、0-0のスコアレスドロー。2試合合計スコア1-3で敗退を喫した。

1stレグでの敗戦を経て挑んだこの試合ではレアルの攻撃陣を封じた上で、得点が求められたリヴァプール。開始直後からモハメド・サラーがティボー・クルトワを襲うシュートを放ち、持ち味とする前線からのプレッシングを見せるなど前回対戦とは明らかに気持ちの部分でもフィジカル面でも違いがみられた。

それでもジネディーヌ・ジダンが率いる経験豊富なレアルの老獪さは流石だった。要所でリヴァプールの攻撃を受けつつ、1stレグでも発動した得意のカウンターや後半はイスコなどボールキープに長けた交代選手が時計の針を進める役割を担うなど、試合巧者ぶりを見せつけスコアレスに持ち込んだ。

ベスト8でCLから姿を消すこととなったリヴァプールだが、残りは現在6位につけるプレミアリーグでの戦いが待っている。来季もCLの舞台に立つために4位以内を目指すことになるが、不調に喘いだ一時期に比べると、直近のリーグ戦やCLの決勝トーナメントの戦いで復調の気配を見せているのは確かだ。

ひとつは最終ラインの人選の固定。今季はフィルジル・ファン・ダイク、ジョー・ゴメスらCBを本職とする主力が相次いで離脱する非常事態に。ユルゲン・クロップは彼らの代わりにジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョなどMFの選手をおくことでこの事態を乗り切ろうとしたが、そのことで中盤の構成力が低下してしまった。

しかし、ここに来てナサニエル・フィリップスと冬の移籍市場で獲得したオザン・カバクのコンビでCBは固定。ファビーニョが本職であるアンカーにスライドすることで、ジョルジニオ・ワイナルドゥムらほかの選手にも好循環が生まれつつある。

さらに、怪我から明けたディオゴ・ジョタがロベルト・フィルミーノやサディオ・マネといった“フロントスリー”の牙城を崩す勢いを見せているのも好材料。前線3枚の固定化による疲労の蓄積や彼らに替わるバックアッパーが心許なかったリヴァプールにとって、このポルトガル代表FWの起用法もトップ4を目指す上ではカギを握ってくるだろう。

CLでは敗れてしまったものの終盤戦での勝負に向けてここ最近の戦いで得られた収穫は少なくない。ファン・ダイクらこそいないが、現有戦力でトップ4以内を目指すことは十分可能だ。

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