チェルシーで輝く未来も見えてきた? レンタル先で評価を伸ばす22歳の点取り屋

今季はセルクル・ブルージュにレンタルされているウグボ photo/Getty Images

“9番問題”の解決策に新たな候補

2020-21シーズン開幕前、移籍市場でチェルシーは最高の補強を完了させたはずだった。なかでも、4500万ポンド(約60億円)もの移籍金を要して獲得したドイツ代表FWティモ・ヴェルナー(25)への期待値は相当に高かったと言っていい。昨季ブンデスリーガで得点ランキング2位となる28ゴールを挙げた同選手の大爆発を夢見たファンも多かったはず。しかし、現実はそう上手く運んでいない。

今季はもう終盤戦に突入しようとしているが、ヴェルナーの調子はいまいち上がってこないのだ。ここまでプレミアリーグでは、28試合に出場して5ゴール8アシスト。チャンスメイクやフリーランでチームに貢献はしているのだが、決定力の部分ではなかなか期待通りの活躍を披露することができていない。このヴェルナーのパフォーマンスにより、現在チェルシーはCFのチョイスに少し悩まされることとなっている。

先日行われたエヴァートン戦では9番として起用したMFカイ・ハフェルツが奮闘したものの、彼がシーズンを通してこのポジションで活躍できるかは未知数だ。それだけに、可能であれば純粋な点取り屋タイプの選手も欲しいところ。現在はタミー・エイブラハム(23)やオリヴィエ・ジルー(34)もいるが、前者には移籍の噂が浮上しており後者はもう30代半ば。来季以降のCFに関しては先行きがやや不透明だと言っていい。

しかし、そんなチェルシーに来季興味深いストライカーが帰還するのか。今季武者修行に出ている選手がレンタル先で好調をキープしている。その選手とは、現在セルクル・ブルージュでプレイしているFWアイク・ウグボ(22)。アカデミー時代にエイブラハムやMFメイソン・マウント、DFフィカヨ・トモリらとUEFAユースリーグ優勝を経験した同選手は、彼らと比べて少し遅れながらも着実にスコアラーとしての才能を伸ばしてきている。

キャリア初期にレンタルされたバーンズリーやMKドンズ、スカンソープ・ユナイテッドといった国内クラブでこそ芽が出なかったウグボだが、2019年夏に向かったローダFCではついにその得点力が開花。前所属の3クラブでは計51試合に出場してわずか5ゴールだったものの、ローダでは29試合で13得点をマークした。そして、今季レンタルされたセルクル・ブルージュでもウグボの勢いは止まらない。ここまで公式戦30試合で13得点を挙げる活躍を披露しており、彼は完全にフィニッシュのコツを掴んだと言っていいだろう。

まだプレミアで通用するレベルかどうか未知数な面はあるものの、将来的にチェルシーのCFを問題を解決する存在となるかもしれないウグボ。下部組織で伸びるジュード・スーンサップ・ベル(17)らとともに、今後ブルーズで活躍する可能性がある若きストライカーには今から注目しておきたいところだ。

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