ペップの不安を解消できるか マンCが興味を示したサイドバックとは

アタランタでプレイするゴセンス photo/Getty Images

まだ噂の段階だが……

今季もすでに終盤へと差し掛かっているが、各クラブはすでに来季について考えているようだ。伊『TUTTOmercatoWEB』はマンチェスター・シティがアタランタのロビン・ゴセンスに興味を持っていると報じた。
 
2017年からアタランタに所属するゴセンスは、今季は20試合に出場。主に左ウイングバックを担当し、味方への配給や高い位置を取って積極的に攻撃参加。今季は8ゴール4アシストと結果を残している。直近のサンプドリア戦では、右サイドからのクロスに後ろから走り込んで合わせてゴールを挙げている。
 
マンチェスター・シティに移籍することがあれば、ポジションを争うのは主にオレクサンドル・ジンチェンコになるだろう。ジョアン・カンセロが左で使われることもあるが、主戦場は右だ。バンジャマン・メンディは出場機会を失っており、来季は不透明になっている。
 
ライバルとなるジンチェンコのプレイスタイルはサイドから中央にポジションを変え、中盤をサポートする偽サイドバックだ。攻撃的ミッドフィルダーからコンバートされてきたこともあり、周りがよく見え、パスの中継役としてチームに安定感をもたらしている。
 
ゴセンスには、どのような役割が与えられるのだろうか。中に入って中盤を助ける動きを任されるのか、持ち味である攻撃力を生かした動きなのか。前者であれば、多少の時間は必要になるが、後者であれば前線に顔を出して攻撃を活性化させ、チームを助ける働きが期待できる。それに加えてサイズがあるため守備の穴になることも少ないだろう。
 
ゴセンスの獲得が決まれば、ペップ・グアルディオラ監督の不安要素であるサイドバック不足が解消されることになるだろう。今は主にカイル・ウォーカー、カンセロ、ジンチェンコの3人でローテーションしているが、怪我人が出た場合は一気に戦力が落ちてしまう。安定したチームを作り上げるために、不可欠なピースとなる可能性も秘めている。

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