昨季の輝きを取り戻せるか 待たれるマンC“技巧派レフティー”の復調

マフレズの完全な復調はいつになるか photo/Getty Images

ラッキゴールも「キッカケとしては十分」

昨季は公式戦50試合に出場して13ゴール16アシストの活躍を披露したレフティーだが、2020-21シーズンの彼はその輝きを再び取り戻すことができるのか。アルジェリア代表MFリヤド・マフレズが、今季なかなかゴールに絡むことができていない。

2020-21シーズンはここまで公式戦18試合に出場して5ゴール1アシストを記録しているマフレズ。これだけを見るとそこまで悪い成績には見えないものの、そのプレイぶりは昨季と何かが違う。ゴール前でプレイ選択を迷う場面も散見され、シュートの精度もイマイチ。そんな印象を抱いているファンは少なくないはずだ。現地時間22日に行われたEFLカップのアーセナル戦でこそ1得点を記録したものの、この得点は相手GKルーナル・アレックス・ルーナルソンが正面のボールをセーブし損ねた“ラッキゴール”と言える代物だった。昨季の輝きを考えれば、2020-21シーズンの彼には物足りなさを感じずにいられない。

しかし、マフレズはここから本来の調子を取り戻してくる。そう強く信じているのはクラブOBのマイカ・リチャーズ氏だ。同氏はアーセナル戦でのゴールこそラッキーなものだったが、復調のキッカケとしてあの得点は大いに機能するはずと英『Sky Sports』へ次のように語っている。

「マフレズは間違いなく素晴らしい選手だ。彼はその思考力でゲームを変えることができる。人々は彼に一貫性を求めているのかもしれないが、トッププレイヤーであることに違いはないよ。今季は少し厳しい状況になっているけれど、私は今後マフレズが堅実なパフォーマンスを披露してくれると信じている。アーセナル戦でのゴールはラッキーだったかもしれない。だが、キッカケとしては十分だ。ここから彼はギアを上げてくるはずさ」

たとえラッキーな形であってもゴールはゴール。今季はここまで思うように調子の上がってこなかったレフティーだが、この得点を弾みにマフレズは本来の姿を取り戻すこととなるか。現在プレミアリーグで8位に甘んじるマンCがここから逆襲を果たすためにも、アルジェリア代表MFの復調は不可欠。現時点で思うようにプレイすることができていないマフレズではあるものの、彼が再び決定的な仕事を連発することに期待したいところだ。

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