アーセナルに足りない要素を補える? 19歳のテクニシャンに集まる注目

U-23カテゴリでプレイするコットレル photo/Getty Images

創造性豊かなMFはエジルのみならず

アーセナルの創造性欠如を補える天才肌のレフティー。そう聞けば、多くのファンが想像するのは今季各コンペティションの登録メンバーから外されているMFメスト・エジルだろう。「今季攻撃力不足に悩まされるガナーズを救えるのは彼しかいない」。そんな風潮は日に日に高まっており、“エジル待望論”を唱える人は少なくない。

しかし、現在のアーセナルを救う可能性を秘めた創造性豊かなレフティーはエジルだけでない。そう主張するのは英『THE Sun』。現在U-23カテゴリでプレイするヤングスターも、稀有な才能の持ち主なのだ。

そのヤングスターとは19歳のMFベン・コットレル。アーセナル下部組織の中でも一、二を争うほどの有望株として知られている同選手は、クリエイティブなプレイを得意とする攻撃的MF。まるで針の穴を通すようなスルーパスを得意としており、アタッキングサードで違いを生むという点に関して、彼は間違いなく育成年代のレベルを超えている。まだ身体の線が細いだけにいきなりトップレベルで通用するかは未知数だが、センスは抜群。今のアーセナルに欠けているものを備えた選手だけに、一度試してみる価値はあるだろう。
加えて、コットレルは守備面での貢献も重視するMF。同メディアによると、彼は過去に自身のディフェンス意識について次のように語っている。

「僕はゴールを決めたり、アシストすることが好きだ。でも、MFは守備面でもチームに貢献を果たさなければならないと考えているよ。これは僕の課題でもあるけどね。攻撃的なスティーブン・ジェラードに学ぶことは多いけれど、守備に強みを持った選手のプレイから得るものも多いよ。守備の改善に取り組むのは嫌いじゃない」

ここ最近、被カウンター時に中盤の守備が手薄になってしまうアーセナルにとって、トランジションの意識も高い同選手はまさにうってつけの存在か。相手の速攻を遅らせるだけでも、攻撃的MFがこなす守備の役割としては十分。攻守両面でアーセナルに足りない要素を補うことができるかもしれないコットレルの動向には、今後も注目していきたいところだ。

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