ジェラード級のMFへ リヴァプールで“17番”を背負う男は成長している

ボールを競り合うジョーンズ photo/Getty Images

19歳ながら大舞台で着実に経験を積んでいる

中盤や最終ラインで負傷者が続出するリヴァプールは、若手を起用せざるを得ない状況に陥った。

苦しいチーム状況となっているのは確かだが、それでも若手選手は懸命に期待に応えている。中でもクラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラードが若き日につけた背番号17を任されている19歳のMFカーティス・ジョーンズは今季前半戦で評価を高めた。

前節2-1で勝利したトッテナムとの首位攻防戦にもフル出場しており、こうした緊張感の高いゲームを経験できているのは大きい。ジェラードのようなレジェンドになってほしいとサポーターも期待していることだろう。
英『sky Sport』のデータによれば、ジョーンズはトッテナム戦でFWロベルト・フィルミーノに次いで多い11.69kmもの走行距離を記録。運動量の面もなかなか頼もしい。

さらに敵陣で81本ものパスを成功させており、これはトッテナムのチーム全体の敵陣パス成功数をも上回る。トッテナムのプレイスタイルも関係しているが、トッテナムはチーム全体で57本しかリヴァプール陣内でパスを成功させていない。

チアゴ・アルカンタラ、ナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド・チェンバレンなど、攻撃面で違いを生み出せるMFがチームには揃っている。怪我なく全員が起用できる際には、まだジョーンズはバックアッパー候補といったところだろう。

それでも今季積んでいる経験は大きく、長きにわたってチームを支えられるであろうポテンシャルを秘めている。プレミアでも十分に戦えると分かったことは大きな収穫か。

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