ナポリで燻っていたFWの大逆襲 開幕前に放出も噂された男が暴れ出した

第11節サンプドリア戦でも得点を挙げたロサーノ photo/Getty Images

移籍初年度は不発に終わったが

リーグ戦11試合を終えた時点で、まさかこの男がチーム得点王になっているとは……。たとえ、どれほど熱心にナポリを応援しているファンであっても、この結果を予想できた人はかなり少ないのではないだろうか。2020-21シーズンのナポリにおいて、昨季なかなか存在感を示すことができていなかったアタッカーが出色のパフォーマンスを披露している。メキシコ代表FWイルビング・ロサーノだ。

昨季PSVから大きな期待を背負って加入するも、移籍初年度は公式戦37試合に出場してわずか5ゴール2アシストという成績に終わったロサーノ。そのうち、先発したのは約半分のたった18試合。獲得決定当初、新進気鋭のアタッカー加入を喜んだファンも多かったはずだが、同選手は半ばその期待を裏切る結果となってしまった。「新たな環境に対応しきれていない」との声も大きく、夏の移籍市場で早くも放出が噂されていたことは記憶に新しい。

しかし、そんな失意の2019-20シーズンを経て、ロサーノは今季ようやくナポリで存在感を発揮し始めた。新シーズンが開幕すると、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督率いるチームの中で同選手はウイングの主力としてスタメンに定着。ここまでは公式戦16試合出場で早くも7ゴール2アシストを記録する活躍を披露している。今や彼はナポリのサイドアタックに欠かせない選手になったと言っていいだろう。

「もうすぐクリスマスを迎えるこの時期にロサーノがチーム得点王になっているなど、予想できた者はほぼいなかっただろう。開幕前に“追放者”として扱われていた男は、いつの間にかチームの中心になっていた。メキシコ人はついに4200万ユーロの価値を見せつけ始めている」

伊『Gazzetta dello Sport』も、ロサーノの変貌ぶりにはかなり驚かされている様子だ。ガットゥーゾ監督の下では、以前と比べて守備面にも改善が見られる同選手。はたして、この調子でロサーノは今後もナポリに重要な存在として活躍を継続することができるか。少し遅れて真価を発揮している男には、今後も注目したいところだ。

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