さすがに登録外はやりすぎたのか アーセナルが陥った“エジルロス”

今季各コンペティションでアーセナルの登録メンバー外となっているエジル photo/Getty Images

「彼以上の選手が世界に何人いる?」

昨季途中にミケル・アルテタ監督がアーセナルの指揮官に就任したことで、魔法の左足を持つレフティーは復活する。そう信じていたファンも少なくはなかったことだろう。そのレフティーとは、ウナイ・エメリ前監督の下で冷遇されていたMFメスト・エジルだ。

たしかな実力を備えながらも、ピッチ外での問題などによりエメリ前監督の下で出場数が激減していたエジル。当時、指揮官との間に心理的な溝があると盛んに報じられたことは、人々の記憶に新しいところだろう。そんななかで起こった指揮官交代。ファンがアルテタ監督の就任に沸いたのは、「これでエジルがまた日の目を見ることになる」といった期待も含めてのことだったはず。エジルが再び輝く瞬間を待ちわびていた人々にとって、アルテタ監督の就任は一筋の希望だった。

しかし、結果としてアルテタ政権に移行した後も、エジルはアーセナルでの地位を回復することができていない。新指揮官は就任直後こそ何試合かで先発起用するも、シーズンが変わった今季は各コンペティションで彼を登録メンバー外としている。クラブ側の意向が絡んだ可能性もあるが、エジルの復活を期待していたファンにとってこの決定が残念な知らせとなったことは間違いない。

「今、アーセナルに必要なのは創造性のあるパスを出すことができる選手だ。その能力に関して、私はメスト以上に優れている選手を見たことがないし、いるとも思わない。もちろん、守備の面で不安な点はあるよ。でも、登録メンバー外とするのは少しやりすぎたように思う。この決定のせいで、彼らは自らの首を絞めることになっている。もう一度言うけど、パスの出し手としてメスト以上の選手が世界に何人いるんだい? 本当に理解できないよ」

英『Sky Sports』に対して、このように語るのは昨季一時的にチームの指揮を執ったクラブOBのフレドリック・ユングベリ氏。ファンと同じく、同氏もアーセナルにおける現在の“エジルロス”を悲しんでいるようだ。今季深刻な得点力不足に陥るアーセナル。やはり、彼らには天才的なパスで前線に違いをもたらすレフティーが必要だったのか。エジルがいればこんな状況に陥ることもなかったとまでは言い切れないが、この決断がガナーズにとって少しばかり後悔の残る選択となったことは間違いない。

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