マンUが欲しい身長“193cm”の潰し屋 マティッチの後釜にピッタリな22歳

バレンシアのラチッチ photo/Getty Images

マティッチによく似た若き中盤戦士

2019-20シーズンのリーグ戦再開後、マンチェスター・ユナイテッドでちょっとしたサプライズとなったのがMFネマニャ・マティッチだ。当初アンカーのポジションはスコット・マクトミネイが務めるとの予想は多かったが、蓋を開けてみればシーズン終了まで同ポジションに君臨していたのはこのセルビア人MF。気の利いたポジショニングと安定した守備で、彼は赤い悪魔の快進撃を支えた。

しかし、そんなマティッチももう32歳。いくら優秀といえど、マンUはいつまでも彼に頼ってばかりもいられないだろう。年齢を考えれば来季フル回転で戦えるかは未知数。マクトミネイとの併用ないし、後継者候補を何人かは見繕っておきたいところ。

そんな中、英『THE Sun』によると、マンUはマティッチの後釜候補としてバレンシアに所属する同じセルビア人MFのウロシュ・ラチッチの獲得を狙っているという。この22歳の強みはなんと言ってもそのサイズとランニング能力だ。193cmの長身を活かした空中戦の強さ、長いストライドでピッチ全体をカバーする走力。ビルドアップ能力に関してこそ特に秀でたものはないが、獲得となればこれまでマティッチがこなしてきたタスクを高いレベルで遂行することができるだろう。攻撃面はブルーノ・フェルナンデスとポール・ポグバでなんとかなるだけに、性能としてはこれで十分なはずだ。
昨季はファマリカン(ポルトガル)へと武者修行に出ていたラチッチ。欧州4大リーグレベルでの経験値には少し不安が残るものの、マティッチとかなり似た特長を持つ選手とあって、今のマンUにピッタリとハマるかもしれない。

同メディアによると、移籍金も最大で2800万ポンド(約38億円)程度となる見通しとのこと。今季バレンシアで頭角を現せば今後高騰する可能性も低くないだけに、今のうちに確保しておくのが賢明か。マティッチの後釜を任せるのにピッタリな22歳のビッグマン。今夏のプレミア行きはあるか。

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