マティッチの後継者に推される“19歳” ファンも期待するマンU若手の大成長

マンUのレビット photo/Getty Images

中盤の新・フィルター役に適任か

2019-20シーズンのリーグ戦再開後、マンチェスター・ユナイテッドでちょっとしたサプライズとなったのがMFネマニャ・マティッチだ。当初アンカーのポジションはスコット・マクトミネイが務めるとの予想は多かったが、蓋を開けてみればシーズン終了まで同ポジションに君臨していたのはこのセルビア人MF。気の利いたポジショニングと安定した守備で、この男が赤い悪魔の快進撃を支えていたのは間違いない。

しかし、そんなマティッチももう32歳。いくら優秀といえど、マンUはいつまでも彼に頼ってばかりもいられないだろう。年齢を考えれば来季フル回転で戦えるかは未知数。マクトミネイとの併用ないし、後継者候補を何人かは見繕っておきたいところだ。

そんな中で、英『Manchester Evening News』が“マティッチの後継者候補”最右翼と期待するティーンエイジャーがいる。それは昨季U-23チームで活動していた19歳のMFディラン・レビットだ。身長は181cmと194cmのマティッチに比べればだいぶ小柄だが、同メディアはレビットのガッツあるプレイがこのビッグマンを彷彿とさせると主張する。
ファンもレビットのプレイから、マティッチの後継者候補として彼を認識し始めている様子だ。現地時間3日に行われたUEFAネーションズリーグのフィンランド代表戦にウェールズ代表の一員として先発したレビット。この試合が代表デビューとなった同選手だが、90分を通して安定したパフォーマンスを披露した彼は守備的MFとしてチームの完封勝利に貢献している。この活躍を見ていたマンUファンからも、彼こそがマティッチの後継者として相応しいとの声が上がり始めているのだ。

昨季は“期待の若手”のうちの一人としてしか認識されていなかったレビット。しかし、2020-21シーズンは彼にとって大きな飛躍を遂げるシーズンとなるのだろうか。FWメイソン・グリーンウッドに続き、またもマンUで近いうちにアカデミー出身選手の大ブレイクが見れるかもしれない。

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