アーセナルに22歳の“怪物FW”は高すぎる 「仕方がないけれど……」

セルティックのエドゥアール photo/Getty Images

能力高くても予算オーバーか

今夏アーセナルが最も移籍市場で注目しておくべきはどんな選手か。おそらく、それはストライカーと言えるのではないだろうか。アレクサンドル・ラカゼット、そしてピエール・エメリク・オバメヤンに退団の噂が浮上している状況だけに、彼らが去った場合の後釜候補はチェックしておきたい。

そんな中でアーセナルがリストの最上位に位置付けているとされるのが、セルティックのフランス人FWオドソンヌ・エドゥアールだ。現在22歳の彼は身長187cmという体躯を活かした空中戦の強さ、そしてそのサイズからは想像がつかないほどに優れたスピードを備えている万能タイプのストライカー。オフ・ザ・ボールの動きも秀逸で、今季セルティックではその武器を存分に活かしリーグ戦21ゴール12アシストを記録している。

そんなスコットランドで暴れる規格外のストライカー。こういった特徴や成績を見るに、エドゥアールにアーセナルが注目するのも当然と言えるか。ここまでの得点力を備えた万能FWというのは、欧州全域を見渡してもそうそう見つかるものではない。
しかし、その一方でこのエドゥアール獲得に否定的な意見を持つ人もいる。クラブOBのチャーリー・ニコラス氏は資金面の観点から、このフランス人FWを古巣は本当に獲得すべきなのかと疑問を投げかけている。英『Express』に対して、同氏はアーセナルの補強策に関する自身の意見を次のように語った。

「エドゥアールはピッチ上であらゆることを可能にする能力を備えているが、まだセルティックとの契約は残っている。だけど、彼がステップアップをしたいと願うのなら、クラブがそれを止めることはしないだろうね。ムサ・デンベレやファン・ダイク、ティアニーといった選手を送り出していることからも、その傾向は見て取れる。ただ、エドゥアールを獲得するには2500万〜3000万ポンドほどの移籍金が必要なんじゃないかな。ゴールを決めているから仕方がないけれど、ちょっと高すぎるようにも感じるね」

エドゥアールの他にも、移籍金が4500万ポンドほど必要とされるMFトーマス・パルティの獲得を狙っているとされるアーセナル。有能なストライカーのチェックは最優先で行いたいところだが、さすがに補強資金が足りないか。

様々な意見が飛び交うエドゥアール獲得の噂だが、はたして最終的にアーセナルはどのような決断を下すのだろうか。移籍市場に費やせる予算と相談しながら、最高の補強を敢行したい。

●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!

電子マガジン最新号は、「欧州サムライ伝説NEXT」と題し、まさに今欧州挑戦中の若きサムライたちをピックアップ。久保建英、冨安健洋ら、これからの日本サッカーを担う才能たちの現在地を追い、その魅力に迫ります!

http://www.magazinegate.com/theworld/

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.291 究極・三つ巴戦線

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ