シュチェスニー&ハンダノビッチよりも上 セリエAで無失点連発する26歳GK

ウディネーゼのムッソ photo/Getty Images

ビッグクラブも目をつけるウディネの守護神

GKとは過酷なポジションだ。たとえどんなに理不尽な状況であったとしても、失点を防ぐためにゴールを守らなければならない。ピッチの中で唯一手が使えるポジションとはいえ、相手の放つ予測不可能なシュートをセーブする彼らはまさに“守護神と呼べる存在だ。

では、そんな過酷な労働環境に耐えながら、今季セリエAで最も多く無失点を記録しているGKは誰か。多くの人が予想するのは、ヴォイチェフ・シュチェスニー(ユヴェントス )やサミール・ハンダノビッチ(インテル)あたりかもしれない。前者は今季もここまで首位を走るユヴェントスの正守護神であり、後者はその絶対王者よりも少ない総失点「36」を記録しているインテルのレギュラーGK。それだけに、トップと予想する人は多いはずだ。

しかし、現時点でセリエAにおけるクリーンシート数で最多を記録しているのは、そのどちらでもない選手だ。データサイト『SofaScore』によると、トップに立っているのはウディネーゼに所属するアルゼンチン代表GKファン・ムッソだ。今季ここまでで彼が積み上げてきたクリーンシート数は「12」。ここまで15位となかなか成績が振るわないウディネーゼだが、この順位に止まっていられるのはムッソの奮闘によるところが大きいか。
さらにムッソが今季セリエAでプレイするGKの中で、トップの数値を記録しているのはクリーンシート数だけでない。同サイトによると、ペナルティエリア外から浴びたシュートのセーブ数も、彼は「57」でリーグトップに君臨している。そのセーブ率は85.1%で、遠目からのシュートにはめっぽう強いことが窺える。

現在はインテル移籍の噂も浮上しているムッソ。今季の彼は上位クラブが目をつけるのも不思議ではないパフォーマンスを披露していると言っていいだろう。はたして、この26歳は残り3試合でこの記録をどこまで伸ばしてくるか。セリエAで無失点を連発する守護神には今後も注目だ。

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