ハーランドのバックアップを確保せよ ドルトムントにオススメな20歳FW

グアダラハラのマシアス photo/Getty Images

メキシコで輝く原石

シーズン前半戦派センターフォワードの位置に“偽9番”としてマルコ・ロイスやマリオ・ゲッツェを起用することも多かったドルトムントだが、後半戦からはザルツブルクからアーリング・ハーランドを獲得したことによって破壊力がさらに増した。今や彼らは加入後15試合で14得点を荒稼ぎしている19歳の怪物を中心に回っていると言っても過言ではない。

だが、ハーランドの存在が絶対的になっていくほどに、彼がなんらかの理由で試合を欠場する場合のリスクは高くなる。先日彼が負傷していた際にはうまくローテーションを組んで勝利を手にしたが、来季は明確なCFタイプのバックアッパーが1人は欲しいところだろう。

そうなれば、その候補として有力な選手は誰か。独『SPORT1』は様々な実力者をリストアップしているが、1番のオススメとして紹介されたのは少し意外な選手だ。
それはCDグアダラハラ(メキシコ1部)でプレイするU-23メキシコ代表FWホセ・ファン・マシアスだ。現在20歳のマシアスはまだ欧州でのプレイ経験こそないが、ドルトムントの他にもブンデスクラブが興味を示しているとされる逸材。身長は178cmと194cmのハーランドより見劣りするものの、ヘディングは強く左右両足のシュート精度も高い。どんな状況でもゴールを奪えるポテンシャルは、ハーランドに近いものがあるといって言いだろう。年齢がそれほど離れていないのも、バックアップとして推される理由のひとつだ。

メキシコ国内では、マンチェスター・ユナイテッドなどでも活躍した“チチャリート”ことハビエル・エルナンデスの後継者との見方もあるマシアス。しかし、同メディアによると、移籍金は1000万ユーロ(約12億円)程度と比較的安価で、他の欧州有望株を引き抜くよりも経済的打撃が少ないことも魅力的と言える。

まだ実績に乏しい原石でしかないマシアスだが、ハーランドのバックアップとしてじっくりと成長させれば光る可能性はあるだろう。双方にとって旨味のあるこの移籍話。実現する可能性はそう低くはないかもしれない。

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