少し地味でも確実にパスを繋ぐ男 ドルトムントの中盤を支配する“いぶし銀”

ドルトムントの中盤に不可欠な選手となっているヴィツェル photo/Getty Images

パス成功率は驚異の“95.3%”

今冬FWアーリング・ハーランドをチームに加えたことによって魅惑の若手攻撃軍団が完成したドルトムント。マルコ・ロイス、トルガン・アザール、ジェイドン・サンチョなど、若く優秀なタレントが揃う彼らの前線は欧州屈指の破壊力を誇っていると言っていい。

しかし、ヤングスター軍団の中盤にはそんな活きのいい選手たちへ堅実にボールを提供する経験豊富な31歳がいるということも忘れてはいけない。ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルだ。

ヴィツェルの繰り出すパスに派手さはない。しかし、確実に前線へボールを届けることこそが彼の役目。独『Revier Sport』もその任務を確実に遂行しているとヴィツェルを評価している。その根拠が今季リーグ戦で記録しているパス成功率だ。
ヴィツェルはここまで試みた1371本のパスのうち、なんと1307本を味方に通している。その成功率は驚異の95.3%。これはブンデストップの数字だ。一撃必殺のパスを披露する機会こそ少ないが、ヴィツェルがドルトムントの潤滑油として中盤で機能していることが窺える数字となっている。

ドルトムントは今冬、シーズン前半戦に中盤のレギュラーとして活躍していたユリアン・ヴァイグルをベンフィカに放出した。しかし、中盤にはまだ“いぶし銀”の活躍を披露するヴィツェルがいる。少し地味だが、彼は間違いなくドルトムントの中盤において大きな存在だ。

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