札幌の守護神ク・ソンユンがバセドウ病に なぜ病名を公表したのか

札幌の正守護神を務めるク・ソンユン photo/Getty Images

コロナを心配した方々を安心させるために

北海道コンサドーレ札幌に所属する韓国代表GKク・ソンユンが8日、SNSを通うじて甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と診断されたことを明かした。

現在25歳のク・ソンユンは高校生時代の2012年に来日し、セレッソ大阪の下部組織へ入団。翌2013年からトップチームへ昇格を果たしたが、なかなか出番を得ることができず、2015年に札幌へ移籍した。すると、新天地ではすぐさま正守護神の座を確保し、2016年シーズンには札幌のJ1昇格に貢献。今ではチームに必要不可欠な存在となっており、昨季はリーグ戦33試合に出場し、2月22日に行われた柏レイソルとの開幕戦でも札幌のゴールマウスを守っていた。

そんなク・ソンユンが自身のInstagramを更新。「私がこのような文を書く理由は、日本や韓国で私の身体状況についての記事が出てくるようになり、それにより多くのご連絡を頂いたので、みなさまを安心させたいと思ったからです。事実を先に申し上げると、私は大丈夫です!」と述べた上で「身体に違和感を感じてから、すぐに検査を実施しました。そして、初期段階の甲状腺機能亢進症と診断されました。そして現在は薬を服用し、休息を取っています」と明かしたのだ。
さらに今回、病名の公表に至った理由について「私が現在トレーニングに参加していないことで流行しているコロナウイルスではないかと、多くの方々にご心配ご迷惑をお掛けしました。そのため球団と相談し、このような誤解がないように、私が甲状腺機能亢進症に対する治療中という事実を公表しました」と綴っている。

最後に「今まで前だけを見て走ってきました。この機会に、しばらく充電する時間を与えていただいたように感じます。今は早くサッカーがしたくて体がうずうずします。今回の件で、非常に多くの方々が私を心配してくださったことを肌で感じて感謝しています。早く健康な状態に回復し、準備して100%のコンディションで皆さんの前に再び立ちたいと思います。もう少しだけ待っていてください。そして最近全世界がコロナウイルスにより厳しい状況です。一人一人が健康に気をつけて、この状況を一緒に乗り越えましょう! I love consadole sapporo」と再起を誓った。

多くのファン・サポーターがク・ソンユンの帰還を待ち望んでいるだろう。しっかりと病気を治し、再びピッチで元気な姿、驚きのプレイでJリーグを盛り上げてもらいたいものだ。

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