今“右サイドバック”が熱い カルバハル、ウォーカー、現世界最高は誰だ

レアルのカルバハル photo/Getty Images

タイプも様々な実力者たち

今のサッカー界では右サイドバックが熱い。近年はサイドバックながら主役級の働きを見せる選手も出てきており、アシストを量産する者から守備の1VS1で驚異の強さを見せる者までタイプも様々だ。

英『Sportbible』がそんな右サイドバックを特集しているが、真っ先に挙げるべきはリヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルドだろう。サイドバックの位置からアシスト量産という新ジャンルを開拓している存在と言うことができ、今季も当たり前のようにアシスト数を二桁に乗せてきた。

『Transfermarkt』によれば市場価値は1億1000万ユーロとなっており、これは右サイドバックの中では現最高額となっている。単に攻め上がるサイドバックとは一味違い、確実にチャンスを演出してくるクロスマシーンとして評価はが上がり続けている。
長くトップレベルを維持しているという点では、レアル・マドリードのダニエル・カルバハルも見逃せない。アーノルドほど派手な飛び道具を持っているわけではないが、チャンピオンズリーグを3連覇するなど経験値は圧倒的だ。攻守両面で安定感があり、パフォーマンスの波も少ない。熟練サイドバックとしてアーノルドに世界最高の右サイドバックの座はまだ譲れないだろう。

攻撃力豊かなスピードスターとしては、ドルトムントでブレイク中のアクラフ・ハキミ、ジョゼップ・グアルディオラの下で様々な役割をこなすマンチェスター・シティのカイル・ウォーカー、レスター・シティの右サイドを支配するリカルド・ペレイラなどが代表的だ。

1VS1に自信を持つ大型サイドバックでは、マンチェスター・ユナイテッドのアーロン・ワン・ビサカも評価を上げてきている。アーノルドとともにイングランド代表でポジションを争う関係であり、思わぬところから足が伸びてくるリーチの長さはアタッカーを苦しめる。

同じく長身サイドバックでは、ライプツィヒの23歳DFルーカス・クロスターマンも興味深い。189cmものサイズがあり、サイドバックとしては規格外のサイズだ。昨年にはドイツ代表デビューも飾っており、EURO2020にも参戦するチャンスがある。

バラエティに富んだ人材が揃う右サイドバックは現代サッカーで注目すべきポジションの1つであり、現世界最高の右サイドバックを選ぶのは難しい作業となっている。伸び盛りのアーノルドか、安定感と経験値のカルバハルか。人気はこのあたりに集中しそうだが、サッカーファンの間でも好みは分かれるか。

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