かつて大きな期待を背負って名門に加入したはずが、今では試合に出場するたびファンから批判を浴びる存在となってしまった選手がいる。マンチェスター・ユナイテッドに所属するDFフィル・ジョーンズだ。
サー・アレックス・ファーガソンに見出され、2011年夏にブラックバーンから加入したジョーンズ。当時まだ19歳。有望な若手をまたファーガソンが確保した。当時のファンはそう思っていたことだろう。しかし加入から8年半が経過した現在、彼は当初期待されていたような成長曲線を描くことはできていない。
近年の彼は試合に出ればほぼ毎回ファンの話題となる。もちろん良い意味でということではない。一生懸命さは伝わってくるのだが、相手に簡単に振り切られたり、信じられないような凡ミスを犯したり、とにかく印象の悪いプレイが目立ってしまう。先日行われたEFLカップ準決勝1stレグのマンチェスター・シティ戦でも、ジョーンズはケビン・デ・ブライネのキックフェイントに簡単に引っかかり3失点目に絡んでしまった。
そんな苦しい時間を過ごしているジョーンズだが、彼はまだここからその低評価を覆すことができると主張する人物がいる。かつてアーセナルなどで活躍したマーティン・キーオン氏だ。英『talkSPORT』によると、同氏はマンUが彼をもっとサポートするべきだと次のように主張している。
「誰かが耳を傾けてフィルと話をしなければ。彼はまだ良い選手になれるはずだよ! ただ、時にローラースケートをしているように見えたり、スタントマンのような動きをすることもあるけどね。そういった点で彼は冷静さを手に入れなければならないが、助けを必要としているのも明らかだ。今チーム内でフィルがどれだけサポートを得られているかはわからないけどね。ひとまずはまともな選手にならなきゃね。彼はまさに今、キャリアの帰路に立たされているんだ」
ジョーンズはまだ良い選手になれると語ったキーオン氏。はたして、このDFがいつかオールド・トラッフォードで輝く日はやってくるのか。今後のパフォーマンスで汚名返上といきたいところだ。
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