7500万ユーロの若手最強DFも失敗? 昨夏の“ワースト補強9人”が豪華すぎる

デ・リフトも7500万ユーロの輝きとは…… photo/Getty Images

英メディアが辛口評価

欧州の各クラブは冬の補強へ動き出しているが、高額な移籍金を支払ってのパニック・バイには気をつけるべし。そんな警告を発したのは英『The Sun』だ。

昨夏も世界を驚かせるビッグな移籍が次々と実現したが、ここまで苦戦しているケースが目立つのだ。同メディアは「2019年夏のワースト補強9選」と題し、前半戦で結果を出せなかった選手を9人リストアップしている。

1.エデン・アザール(レアル・マドリード)

1億ユーロ超えとも言われる移籍金でチェルシーからレアルに加わったアザールだが、開幕前からネガティブな話題が多かった。太りすぎではないのかとも指摘され、前半戦も怪我で苦しんだ。まだレアルの主役になりきれていない状態だ。

2.ニコラ・ペペ(アーセナル)



アーセナルにとって夏の目玉補強だったのだが、まだペペはリーグ戦で3点しか奪えていない。同メディアも7500万ポンドの移籍金に見合う働きをしていないと辛口で、今もポジションを確保しきれていない。

3.マタイス・デ・リフト(ユヴェントス)



昨夏に7500万ユーロもの移籍金で若手最高クラスのセンターバック争奪戦に勝利したユヴェントスだが、デ・リフトはまだ本領を発揮しきれていない。メリフ・デミラルにポジションを脅かされ、すでにレンタルでのアヤックス復帰案まで持ち上がっている。

4.タンギー・エンドンベレ(トッテナム)



トッテナムにとっては待望の大型補強だったのだが、目玉選手の1人だったエンドンベレもまだ影が薄い。トッテナムの中盤ではデル・アリやムサ・シソコなどライバルも多く、まだ主役になりきれていない。ボーナスも含めた6400万ポンドの移籍金に見合う働きではないか。

5.ジョエリントン(ニューカッスル)



武藤嘉紀にとってはライバルとなるFWで、186cmのサイズを誇るジョエリントンはニューカッスルに必要な大型ストライカーだった。しかしリーグ戦では21試合で1得点2アシストと期待を裏切っている。

6.キーラン・ティアニー(アーセナル)



ティアニーの場合は怪我に苦しめられた。セルティック時代より左サイドバックとして高い評価を得ていたティアニーの実力はアーセナルサポーターも理解しているはずで、前半戦でリーグ戦5試合の出場に留まったのは残念だ。

7.ジョアン・カンセロ(マンチェスター・シティ)



ユヴェントスから加わったカンセロは、突破力にも優れた超攻撃型サイドバックだ。グアルディオラのサッカーに幅をもたらすと期待されていたのだが、右サイドバックは相変わらずカイル・ウォーカーのものとなっている。6000万ポンドも費やしただけに、カンセロ獲得は明らかな失敗と言っていいだろう。

8.モイーズ・キーン(エヴァートン)



ロメル・ルカク2世など派手な呼び名で期待されていた19歳のストライカーは、初のプレミアリーグで大苦戦している。名将カルロ・アンチェロッティが指揮官に就任したため、アンチェロッティに何とかキーンの適応を助けてほしいところ。

9.ルカ・ヨビッチ(レアル・マドリード)



アザールに続き、またもレアルの選手だ。ヨビッチはカリム・ベンゼマをも脅かす存在になると昨夏の時点では期待されていたのだが、何も結果を残せないまま前半戦が終わってしまった。フランクフルトでの輝きを忘れてしまったサッカーファンもいるのではないか。


いずれも昨夏の市場を騒がせたビッグネームで、高額な移籍金で動いた選手にはそれ相応の働きが求められる。まだ前半戦だけで大失敗と決めつけるのは早すぎるようにも思えるが、後半戦に彼らは実力を証明できるか。

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