アタランタはPK取られずに済んでいたのか CLで新ルール適用忘れの可能性

ハンドリングの取られイエローカードを提示されたイリチッチ(中央) photo/Getty Images

英メディアが指摘

現地時間6日に行われたチャンピオンズリーグ・グループリーグ第4節アタランタ対マンチェスター・シティ。この一戦は現地でマンCのDFカイル・ウォーカーが“急造GK”として10分間ゴールマウスを守ったことが注目を集めているが、一部ではその他の場面も話題になっている。

それは41分、マンCのラヒーム・スターリングが放ったフリーキックがペナルティエリア内で壁を形成していたアタランタの選手の手に当たったシーン。判定はハンドリングとなり、アレクサイ・クルバコヴ主審はマンCにPKを与えた。しかし、この判定は間違いだったのではないかと英『The Sun』が疑問を投げかけている。

しかし、間違いなくボールはアタランタMFヨシップ・イリチッチの手に当たっていた。加えて、手の位置も自然だったかと問わればそうとは言えないだろう。だが、同メディアが指摘したのはこのハンドリングではない。FK時のマンCの選手たちのポジショニングだ。このシーンで彼らはアタランタが形成した壁に近づき過ぎていたと『The Sun』は主張する。
これはFKの壁に関する新ルールに基づいた意見で、今季からセットプレイ時に攻撃側の選手を守備側の壁に組み込むことはできなくなっている。攻撃側の選手は少なくとも前後左右1m壁から離れることが義務付けられており、これに抵触した場合は守備側に間接フリーキックが与えられる。ハンドリングが起きる前に、プレイはアタランタボールで再開されるべきだったというわけだ。このPKはガブリエウ・ジェズスが失敗したものの、最終的にこの試合は1-1の痛み分け。このPKが決まっていればマンCの勝利となった可能性は高かった。

とはいえ、1mという基準の判断は審判にとっても難しい。目視でどれだけ離れているかを正確に計測するのも至難の業だろう。この新ルール、今後も話題となる場面が増えてくるかもしれない。

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