近年のCLはドラマチックすぎる 予想もつかない“史上最高の逆転劇”TOP13

昨季バルセロナを撃破したリヴァプール photo/Getty Images

昨季も予想外の展開連発

ここ最近のチャンピオンズリーグは本当に何が起こるか分からない。5日に行われたグループステージ第4節では、チェルシーとアヤックスが4-4の壮絶な打ち合いを演じて見せたが、近年はこうしたドラマチックな打ち合いが目立つ。

今回はアヤックスが3点のリードを得ていたのだが、63分からの10分間でチェルシーが立て続けに得点を奪って追いついてみせた。グループステージとはいえ、チャンピオンズリーグの歴史に残るゲームだ。

このハラハラドキドキなゲームを受けて、英『GIVE ME SPORT』は「チャンピオンズリーグの劇的ゲームTOP13」なるランキングを作成している。今回のチェルシーVSアヤックスのゲームは入っていないのだが、このランキングを見ると近年に熱いゲームが集中していることが分かってくる。

13位:ユヴェントスVSアトレティコ・マドリード(2018-19)



これも昨季のゲームで、クリスティアーノ・ロナウド劇場の始まりだ。1stレグではユヴェントスが0-2で敗れたが、2ndレグではロナウドがハットトリックを決めて逆転。アトレティコはレアル時代のライバルにやられる苦い展開となった。



12位:バルセロナVSチェルシー(1999-00)



敵地での1stレグを1-3で落としていたバルセロナは、ホームでの2ndレグで3点を奪って延長戦に持ち込んだ。延長戦ではリバウド、クライファートの得点で決着をつけ、準決勝へと駒を進めている。

11位:チェルシーVSナポリ(2011-12)



こちらも全く同じだ。チェルシーが敵地での1stレグを1-3で落とし、ホームでの2ndレグで同じくスコアを3-1として延長戦へ。最後はイヴァノビッチが決めてチェルシーが逆転勝利を収めた。チェルシーはこのまま優勝しており、この大会では次々とサプライズを起こしている。

10位:レアル・マドリードVSアヤックス(2018-19)



アヤックスはホームでの1stレグを1-2で落としてしまうのだが、敵地サンティアゴ・ベルナベウで4得点を奪って逆転。劇的展開とは言いにくいかもしれないが、伏兵アヤックスがベルナベウで4得点を奪ったのは衝撃が大きかった。



9位:ユヴェントスVSマンチェスター・ユナイテッド(1998-99)



ホームでの1stレグを1-1のドローで終えたマンUは、敵地での2ndレグで前半11分までにフィリッポ・インザーギに2点を奪われてしまう。崖っぷちへ追い詰められたが、そこから3点を奪って大逆転。決勝でもバイエルン相手に有名な逆転劇を演じており、ドラマチックなシーズンだった。

8位:パリ・サンジェルマンVSマンチェスター・ユナイテッド(2018-19)



またまた昨季のゲームがランクインだ。ホームでの1stレグを0-2で落としていたマンUは、負傷者を抱えたまま2ndレグへ。万全の状態ではなかったが、終盤にVARからPKをゲットする幸運もあって3-1の逆転勝利を飾った。



7位:デポルティーボVSミラン(2003-04)



こちらも驚きの大逆転劇だ。アウェイでの1stレグを1-4の大差で落としたデポルティーボだったが、ホームで迎えた2ndレグでまさかの4-0勝利。カカーやアンドリー・シェフチェンコ擁するミラン相手に4-0のスコアは驚きだ。

6位:ローマVSバルセロナ(2017-18)



こちらは一昨季の戦いだ。バルセロナはホームでの1stレグを4-1で制していたのだが、敵地での2ndレグでまさかの0-3と敗北。指揮官エルネスト・バルベルデの手腕が本格的に疑われ始めた試合だった。



5位:アヤックスVSトッテナム(2018-19)



昨季準決勝の戦いだ。トッテナムはホームでの1stレグを0-1で落とし、さらに敵地での2ndレグも先に2点を奪われる苦しい展開に。しかし後半から大逆襲へと転じ、FWルーカス・モウラのハットトリックで決勝行きを決めた。



4位:リヴァプールVSバルセロナ(2018-19)



こちらも昨季準決勝だ。敵地での1stレグを0-3で落としたリヴァプールは、ホームで4-0と大逆転。決勝点となったコーナーキックも話題を呼び、バルセロナは2シーズン続けて苦い敗北を味わうことになった。



3位:マンチェスター・ユナイテッドVSバイエルン(1998-99)



これはチャンピオンズリーグの歴史に残る熱すぎるファイナルだ。試合終了間際までマンUが0-1でリードされていたのだが、そこからコーナーキック2発で逆転。まさにバイエルンにとっては悲劇だった。



2位:リヴァプールVSミラン(2004-05)



こちらも有名なイスタンブールの奇跡だ。2004-05シーズンの決勝、リヴァプールは前半だけでミランに3点のリードを許す。ここで大半のサポーターは諦めたはずだが、リヴァプールの主将スティーブン・ジェラードのゴールで一気にスイッチが入った。後半だけで3点を奪い返し、PK戦まで持ち込んで優勝を飾っている。



1位:バルセロナVSパリ・サンジェルマン(2016-17)



このゲームも比較的記憶に新しいのではないか。敵地での1stレグを0-4で落としたバルセロナが、2ndレグで6得点を奪った史上最大級の大逆転勝利だ。それもバルセロナは88分から3得点を奪っており、PSGにとっては悪夢の時間となった。




近年の戦いも数多く入っており、特に昨季は劇的な展開が多かった。今季も決勝トーナメントで波乱が起こる予感もあり、眠れない夜が続くことになりそうだ。

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