2日、チャンピオンズリーグ・グループステージ第2節で驚異の若手軍団がリヴァプールに乗り込んでくる。オーストリアのサッカー界を支配するザルツブルクだ。
戦力的に考えれば、昨季王者リヴァプールの方が上だ。しかも今回は本拠地アンフィールドで戦えるため、リヴァプールの方が有利な立場にあるのは間違いない。しかし、グループステージ第1節でベルギーのヘンクを6-2のスコアで粉砕したザルツブルクは今大会のダークホース候補だ。ザルツブルクの若き選手たちは何の恐れも抱くことなくアンフィールドへやってくることだろう。リヴァプール相手にもサプライズを起こすだけの力はある。
リヴァプール公式もザルツブルクのことを警戒しており、「ザルツブルクは何人か欧州最高級のヤングタレントを抱えている」と試合前に警戒すべき選手を4名ピックアップしている。その中には日本代表FW南野拓実の名前も入っているのだ。
南野はヘンク戦で2アシストを記録しており、日本代表でも好調を維持している。恐らくはリヴァプール相手にも持ち前のガッツを前面に押し出したパフォーマンスを披露してくれるはずで、運動量も豊富な南野を敵に回すのはなかなか厄介だ。リヴァプールも警戒していることだろう。
その他の3人では欧州複数クラブから注目を集めるハンガリー代表の18歳MFドミニク・ショボスライ、今季オーストリア国内リーグで4得点6アシストの成績を残し、ヘンク戦でも1得点2アシストを記録した韓国代表FWファン・ヒチャン、そして忘れてはならないノルウェーの大型19歳FWアーリング・ブラウト・ハーランド,が選ばれている。
中でもハーランドは今季全てのコンペティションを合わせて10試合17得点5アシストと大暴れしており、ヘンク戦ではハットトリックを記録。固め打ちを得意とする傾向があり、1度調子に乗せてしまうと手がつけられなくなる。リヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクの実力ならば抑え込むことも可能なはずだが、警戒すべき選手の1人だ。
リヴァプールは今や欧州屈指の守備力を誇るチームとなったが、ザルツブルクの攻撃はどこまで通用するのだろうか。アンフィールドでもゴールを奪えたならば、今季のザルツブルクの攻撃力は本物と考えていいかもしれない。
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