サッカーにタトゥーは影響する? 英メディアの主張は

メッシもタトゥーを入れている選手の一人だ photo/Getty Images

あくまで個人の自由だが

日本人選手にはあまり見られない傾向だが、海外では身体のどこかにタトゥーを入れている選手が一定数いる。理由は様々で、文化的な背景から過去に起きた出来事を忘れないため、家族の名前だからといったところが多いか。

その代表例としては、その身体に亡くなった弟へ向けたポエムを刻んでいるドルトムントのジェイドン・サンチョや、幼い頃に父親が銃で殺害されたことを忘れないよう右足にアサルトライフルの絵を彫ったマンチェスター・シティのラヒーム・スターリングが挙げられる。レアル・マドリードのエデン・アザールが日本語で自身の子どもの名前を入れているのも有名だ。

しかし、科学的な観点から見るとタトゥーはアスリートにとって有害であるかもしれないと主張し、英『FourFourTwo』は反対の立場を取っている。その理由はアメリカで出た研究結果だ。同メディアによると、アルマ大学のマウリー・ルテケイマー教授がタトゥーによる身体への影響を調査したとのこと。その調査内容は健康な成人男性のタトゥーを入れた部分と入れていない部分での発汗量をパッチテストで調べるというものだ。その結果、タトゥーを入れた部分の皮膚から分泌される汗の量がその他の部分よりも異常に少ないことが判明したという。
もちろん、タトゥーを入れるか入れないかの選択が個人の自由であることは間違いない。何か特別な事情があるもの事実だ。しかし、アスリートがタトゥーを入れる際にはこういった研究結果も考慮し、慎重に決断を下す必要があるかもしれない。

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