“NEXTゲイェ”はどこにいる? 今面白い25歳以下のボールハンターたち

リヨンのトゥサール(右) photo/Getty Images

守備的MFの存在はチームに欠かせない

レスター・シティ、チェルシー、フランス代表でタイトルを獲得してきたMFエンゴロ・カンテ、レアル・マドリードに欠かせぬ存在となっているMFカゼミロの存在もあり、近年は相手からボールを狩り続ける守備的MFの重要性が高まってきている。

この2人に加えて高い奪取率を誇っていたのが、セネガル代表MFイドリッサ・ゲイェだ。これまでエヴァートンでプレイしてきたゲイェは、今夏にパリ・サンジェルマンへ移籍。より高いレベルでその守備力を活かしていくことになる。

では、ゲイェを失ったエヴァートンはどう動くのか。英『LIverpool Echo』はエヴァートンに欠かせぬボールハンターだったゲイェの退団を受け、代わりとなる守備的MFを4名リストアップしている。今回オススメされている選手は全員25歳以下となっており、この中からNEXTカンテのような存在が出てくれば面白い。
まず1人目はフランスのトゥールーズでプレイする21歳のコートジボワール人MFイブラヒム・サンガレ。カンテやゲィエが小柄な守備的MFなのに対し、サンガレは191cmと大型の守備的MFだ。1試合平均タックル数は4.2回を記録しており、トゥールーズにとって欠かせない存在となっている。

同じフランスからは、ボルドーでプレイするブラジル人MFオタビオだ。25歳のオタビオはしつこく相手についていき、ボールを絡め取る厄介な守備的MFだ。またブラジル人選手らしくボールの扱いも苦にしていないようで、自らボールを持ち運ぶこともある。ボールを持つことを好むタイプのMFだ。

3人目はまたもフランスから、リヨンでプレイする22歳のリュカ・トゥサール。185cmのサイズを誇るトゥサールはフランスの世代別代表でプレイしてきた選手で、昨季もリーグ戦30試合に出場している。1試合平均タックル数は2.8回を記録しているが、昨季はやや不用意なタックルから2度退場処分を受けている。ここは改善ポイントか。それでも守備力に加えて強烈なミドルシュートも備える楽しみな逸材なのは間違いない。

4人目はブンデスリーガ驚異の若手軍団ライプツィヒより、21歳のコンラッド・ライマーだ。ライプツィヒがチーム全体で強烈なプレスをかけていることも関係しているが、味方が相手のパスコースを限定したところからライマーがインターセプトでボールを奪うシーンも数多くある。1試合平均タックル数は3.7回を記録しており、チームの主力選手の1人だ。読みも鋭く、すでにオーストリアのA代表でもプレイしている。ゲイェの後釜としては理想的か。

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