アリエン・ロッベン、フランク・リベリ、マッツ・フンメルスなどベテラン選手が抜けたバイエルンは、若返りへ向けて動いている。今夏の市場でも新戦力の獲得に積極的な姿勢は見せているものの、クラブの若手にも目を向けるべきだろう。
『90min』はトップチームで出番を与えるべき若手を5名リストアップ。指揮官ニコ・コバチは彼らにどこかでプレイタイムを与えるべきだろう。
1.クリスティアン・フリュヒトル(GK/19歳)
GKにはマヌエル・ノイアーが君臨しており、2番手にもスベン・ウルライヒが控える。バイエルンのGKは盤石だ。しかし近年のノイアーは怪我に苦しんでおり、ベテランの領域へ入ってきている。同メディアはフリュヒトルを第2のノイアーと捉えており、反射神経や年齢に似合わぬ落ち着きなどを評価している。ノイアーに何かトラブルがあった際にはフリュヒトルに賭けるのも悪くないだろう。
2.ルーカス・マイ(DF/19歳)
バイエルンの下部組織出身選手の中でもトップクラスのセンターバックと考えられているルーカス・マイは、守備力はもちろん190cmのサイズを活かした空中戦も高い評価を得ている。今夏にはバンジャマン・パヴァール、リュカ・エルナンデスがチームに加わったが、フンメルスは退団している。まだ最終ラインの構成は固まっていないはずで、どこかでルーカス・マイにチャンスを与えてもいいはずだ。
3.バティスター・マイアー(FW/18歳)
ロッベン、リベリが抜けたウイングが最重要補強ポイントになっているわけだが、マイアーも両サイドを担当できるアタッカーだ。キングスレイ・コマン、セルジュ・ニャブリがファーストチョイスとなるだろうが、マイアーも昨季U-19のカテゴリーでは11試合で4得点5アシストを記録するなど印象的な活躍を見せている。バイエルンはウイングにマンチェスター・シティのレロイ・サネ、バルセロナのウスマン・デンベレ、リールのニコラ・ペペらをリストアップしていると言われるが、同メディアはどれも実現の可能性は低いと切り捨てている。他に実力者を獲得できなかった場合は、マイアーをバックアッパー候補にするのも面白いかもしれない。
4.アルフォンソ・デイビス(FW/18歳)
今年1月にMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスから合流した快速アタッカーのデイビスも忘れてはならない。デイビスは昨季もトップチームで何度か出場機会を与えられており、今季もウイングのバックアッパーとして計算されているはず。また、そのスピードから左サイドバックにコンバートしてはどうかといった意見まで出ている。こちらはダビド・アラバのバックアッパー候補となり、興味深いオプションになるかもしれない。
5.ヤン・フィーテ・アルプ(FW/19歳)
今年2月に獲得をまとめたアルプは、ロベルト・レヴァンドフスキ2世候補として注目を集めている。ドイツの世代別代表でも得点を量産しており、数年後にレヴァンドフスキの後釜になれれば理想的だ。同メディアは今夏のプレシーズンでのパフォーマンスにも満足感を示しており、今後もレンタルに出すのではなくレヴァンドフスキのプレイを間近で見せるべきと勧めている。
トップチームで若手が出番を得るのは簡単ではないが、バイエルンの場合は上手くいけばブンデスリーガで独走態勢に入ることができる。それが実現するほど今季余裕ある戦いができるかは分からないが、独走できればリーグ終盤戦で若手にチャンスを与えていくことも可能となってくるだろう。
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