バイエルンの選手層が薄い…… 問題視されるウイング&前線の駒不足

バイエルンのレヴァンドフスキ photo/Getty Images

ドルトムントと互角にやり合えるか不安も

昨季ブンデスリーガのタイトルを争ったライバルのドルトムントが積極的な補強を続ける一方、王者バイエルンはあまり派手な動きを見せていない。もちろんバイエルンは新シーズンもブンデスリーガ優勝候補筆頭ではあるものの、このままで大丈夫なのかとの不安もよぎる。

英『GIVE ME SPORT』は、選手層が明らかに物足りないと苦言を呈している。現時点でドルトムントが32人のフィールドプレイヤーを抱えているのに対し、バイエルンは17人だ。中でも深刻なのが攻撃陣の駒不足だ。

ウイングではアリエン・ロッベンとフランク・リベリが退団し、後継者となるのはセルジュ・ミャブリ、キングスレイ・コマン、アルフォンソ・デイビスといった若い選手たちだ。ロッベンとリベリの全盛期から考えると、現時点でウイングは質も量も不足している。
最前線では怪我の少ない鉄人FWロベルト・レヴァンドフスキが構えているが、相変わらずバックアッパーがいない。トーマス・ミュラーを最前線で起用することもできるが、同メディアはそのやり方があまりフィットしないと厳しい主張をしている。レヴァンドフスキを休ませられないのは問題だろう。

もっと補強にお金をかける必要があると指摘されているが、現段階ではバイエルンを新シーズンのチャンピオンズリーグ優勝候補に挙げるのは難しいだろう。ブンデスリーガ制覇が精一杯となるはずだ。今後の補強次第ではそれも怪しいものとなってくるが、バイエルンは今夏もっと大きな動きを見せる必要がありそうだ。

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