アンチェロッティの数少ないミス? ”最強パルマ”にいた伝説DFカンナバーロが振り返る

パルマでのプレイ経験あるカンナバーロ photo/Getty Images

カンナバーロ、テュラムらド派手な顔ぶれ

1990年代後半のパルマには、若き実力者たちが数多く在籍していた。そのチームを1996年から2年間指揮したのがカルロ・アンチェロッティだ。アンチェロッティもまだ指揮官としては駆け出しで、パルマをリーグ戦2位に導いたことから徐々に評価を高めていった。

当時のチームには元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ、GKジャンルイジ・ブッフォン、元フランス代表DFリリアン・テュラム、元アルゼンチン代表FWエルナン・クレスポらが所属していたのだが、カンナバーロは当時アンチェロッティが1つミスを犯していたと振り返る。

伊『Gazzetta dello Sport』によると、カンナバーロはアンチェロッティが自身をサイドバックで起用しようとしたことが誤りだったと冗談交じりに振り返っている。
「彼は素晴らしい人物だよ。パルマでは僕も非常に若くて、彼は僕がレフトバックとしてプレイできると考えていた。監督としてアンチェロッティの数少ないミスの1つだと思うよ。実際、その後彼は自分のミスに気付いて僕とテュラムに中央を組ませている。そして僕たちは素晴らしい守備を築いたんだ」

カンナバーロはセンターバックとしては小柄で、サイズ的には信頼しづらいものがあったのかもしれない。しかしカンナバーロはアンチェロッティの下で指導を受け、その後世界的なセンターバックへと成長を遂げた。今思えばカンナバーロとテュラム、ブッフォンがパルマに揃っていたのは奇跡的と言えよう。

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