デ・ブライネの穴は埋められない? この3年で残したスタッツが驚異的だった

マンCのデ・ブライネ photo/Getty Images

膝を負傷して3か月離脱

昨季プレミアリーグで大活躍したマンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネが膝を負傷し、3か月ほど離脱することが明らかとなった。一部では、ベルナルド・シウバやイルカイ・ギュンドアン、さらに伸び盛りのフィル・フォデンがいるためデ・ブライネの穴は埋められるとの楽観的意見も目立つ。しかし、英『Daily Mail』はデ・ブライネ離脱がかなり大きな衝撃だと伝えている。

デ・ブライネの大きさはスタッツを見れば一目瞭然だ。デ・ブライネがマンCの選手としてデビューした2015年9月12日以降、デ・ブライネは43アシストを記録。これは同時期ではプレミアNo.1の数字だ。他にもチャンスメイク数291(3位)、セットプレイからのチャンスメイク数93(3位)、21ゴール(MFとしては全体6位)、ファイナルサードでのパス成功数2260本(2位)など、あらゆる部門で高い記録を残している。チャンスメイク数でデ・ブライネを上回ったのはトッテナムMFクリスティアン・エリクセン(321回)、アーセナルMFメスト・エジル(320回)のみだ。

当然そうした数字はチームの勝率にも影響してくる。これまでデ・ブライネが欠場したリーグ戦は20試合あるが、マンCの成績は12勝1分7敗だ。一方でデ・ブライネが出場したゲームは91試合で、59勝21分11敗となっている。敗戦数が4試合しか違わないのが特徴的で、試合数が多いにも関わらずデ・ブライネ出場時の方が勝率64.8%と高い。1試合平均得点数も出場時は2.3点だが、不在時は1.8点に落ちている。
昨季マンCがリーグ戦で2敗しかしない圧倒的な強さを保つことができたのは、デ・ブライネが37試合に出場してフル稼働していたからだ。ギュンドアンやフォデンなどタレントは揃っている。しかし昨季合わせて21のアシストを記録したデ・ブライネの穴はそう簡単に埋まるものでもないだろう。

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