ドルトムントは守備を何とかしなければ! 新指揮官も嘆き「ボールを失った時に問題を抱える」

プレシーズンもドルトムントは失点多く photo/Getty Images

リーグ制覇のためには失点を半分ほどに減らす必要が

今夏にはマリウス・ヴォルフ、アクセル・ヴィツェル、トーマス・デラネイも加わり、ドルトムントの中盤はより豪華なものとなった。今季こそはと期待をかけているサポーターも多いだろう。攻撃力だけを見ればバイエルンに次ぐ力があると言っていい。

しかし、問題は守備だ。ドルトムントは7日にチューリッヒ、ナポリとのテストマッチをおこなっているが、チューリッヒには4-3で勝利、ナポリには1-3で敗戦と失点の多さが目立つ。昨季もリーグ戦の失点数は47点となっており、2015-16シーズン(34失点)、2016-17シーズン(40失点)とシーズンを重ねるごとに増えてきている。優勝の目標を口にするためにも、まずは守備を改善しなければならない。

ブンデスリーガ公式によると、指揮官ルシアン・ファブレもボールを失ったシチュエーションの改善を求めている。テストマッチとはいえ、守備の形が崩れてしまったことを気にしているようだ。
「我々は多くのやらなければいけないことがある。我々はボールを失った時に問題を抱えるんだ。時にはリスクをかけず、シンプルにプレイしなければならない。陣形を早々に崩してしまっているんだ」

ファブレはこのようにコメントしており、攻守のバランスを気にしている。リーグの状況が変わっているとはいえ、ドルトムントがユルゲン・クロップの下でリーグ制覇を達成した2010-11シーズンは22失点、続く2011-12シーズンは25失点でシーズンを終えている。昨季と比較すれば20点以上も差があったことになり、失点を半分に減らすくらいのことをしなければバイエルンを上回るのは難しいだろう。

今夏にはマインツからDFアブドゥ・ディアロも獲得しているが、ファブレはチームの守備を立て直せるのか。同サイトもマルコ・ロイス、クリスティアン・プリシッチ、マリオ・ゲッツェ、香川真司らテクニシャンの名前を挙げてアタッカー陣の質が高いことは認めている。守備さえ何とかできれば、バイエルンとも競り合えるはずだ。

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